Farmer's Talk Pop

(2018年12月末、はてなダイアリー「夢男のファーマーズ・トーク」を統合しました)

五月雑感(読書編)

NHKの朝の連続ドラマ「ゲゲゲの女房」は文句なくおもしろい。始まった当初視聴率は過去最低なんて報道がされていたが、それは何かの間違いと思っていた。予想どおり、視聴率は徐々に上がりつつあるという。何と言っても今回は主演の二人の魅力に負うところが多いと思う。いろんな苦労を二人で乗り越える実話がもとなので、これまでのありえないような展開はなさそう。松下奈緒の「献身的な女房」の演技が自然。こんなきれいな奥さんだったら、さらにがんばれそう(決して自分の妻がダメというわけではない。念のため)。このドラマのファンなのは嫁さんも同様。さっそく原作の『ゲゲゲの女房』を買ってきて読んでいる。これを読むと、ドラマで松下が演じている水木しげるの奥さんは、本の中の女房、そのまんまなのだと思える。ゲゲゲつながり、この本の挿し絵で紹介されていた『マンガ水木しげる伝完全版(上・中・下)』を注文した。

ゲゲゲの女房

ゲゲゲの女房

完全版水木しげる伝(上) (講談社漫画文庫)

完全版水木しげる伝(上) (講談社漫画文庫)

さて、次は早川のミステリー。ジョン・ハート著『川は静かに流れ』。名作だと思います。当然です。アメリカ探偵作家クラブ賞最優秀長篇賞受賞作なのですから。ある殺人事件と家族。わけありの家族をめぐる事件。家族は崩壊しつつ、事件は収束する。凶悪な事件を描いてはいるが、愛にあふれた物語。しばらくはジョン・ハートにハマりそう。
川は静かに流れ (ハヤカワ・ミステリ文庫)

川は静かに流れ (ハヤカワ・ミステリ文庫)