連日、雪は降ったりやんだり。娘の駅置き自転車を取りに行き、まだ使うからと先延ばししてた軽トラのタイヤをスタッドレスに換えたり。消雪用の地下水パイプを設置したりと毎年の作業をいくつか。
そんな感じで久しぶりに家で映画見る。
GyaO(初見),☆3
- 出版社/メーカー: ジェネオン・ユニバーサル
- 発売日: 2012/08/03
- メディア: Blu-ray
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冒頭から超スローモーションの幻想的な映像が始まって、地球と太陽系でない別な惑星の衝突(いきなりでるのかっ!)まで、重厚なクラシック(ワグナーだそうな)と延々と10分近く。まさかのSF映画か。それが終わると第一部「ジャスティン」。キルスティン・ダンスト演じるジャスティンの目線である。結婚式を姉クレア(シャルロット・ゲンズブール)が仕切るが、なぜだかグダグダ状態のジャスティンと、既に離婚している両親(とても変人なんである。ジョン・ハート、シャーロット・ランプリングという個性派)など、出てきたと思ったら披露宴を引っ掻き回しでせっかくの見てるのが切なくなってくる。グダグダ映画でがっかり。
ところがそうこうしているうちに第二部「クレア」が始まりドラマ的になる。今度は姉のサイドである。ここにきてキルスティン・ダンストはびっくりするぐらいまともな感じで、逆にクレアとその夫のキーファー・サザーランドがいろいろとやってくれる。ところがここからはとてもSF映画的進行でとても面白くなるのだ。最初からそれでいってくれたらよかったのにとも思ったが、ラース・フォン・トリアー監督にしては見やすくまともだったのでよしとする。なんだか昔見たタルコフスキー監督の映画「サクリファイス」を連想した。あんなに難解ではなかったけどね。実はこの映画はSF、SFしてないSF映画だったのだ。