Farmer's Talk Pop

(2018年12月末、はてなダイアリー「夢男のファーマーズ・トーク」が統合されました)

Mac mini(mid 2011)のSSD化(覚書)

今朝の一枚。
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Mac mini(mid 2011)には、もともと入っているHDDの他にもう一台2.5インチ厚のストレージを搭載できるフレームが入っている。ネットの情報を参考に自分のMac miniの上段と下段のどちらが空いているか調べたら、空いているのは上段だった。Mac miniは底蓋を開けて内部にアクセスするから、上段のは全部バラさないと取り付けられない。よくよく考えて、下段の元のHDDは残したまま上段にSSDを増設することにした。念のため、今まで使っていたシステムをしばらくそのままにしておくこと、もし、このHDDが壊れたとしても下段のHDDを交換するのは比較的簡単そうだし、今度は全部バラす必要はない。

ということで、まずAmazonから上段ベイ用の接続ケーブルと分解用のツールを取り寄せた。確か以前調べたときは結構するなと思ったのだが、今は中国製の1,000円ぐらいのが沢山ある。きっと大丈夫、ダメ元だとちゃっちゃと適当に注文した。次の日届いたのでさっそく作業開始。写真と違って別な製品のツールも入ってた。追加のドライブ用の4つあるはずのパッキンも一つ足りないし。おおらかというか、いい加減!ネットの情報で、付属のチープなツールでネジ山を壊してはいけないと思い、トルクスドライバーだけはいいのを準備した。

作業はここのサイトを参考にした。ありがたい。

1) 裏蓋を開けてノートPCでサイトを見ながら慎重に分解。(詳細は上記サイト参照)
2) 空きベイにSSD取り付け。
3) 起動してSDDを初期化*1。ディスクユーティリティで元の起動ディスクからSSDにシステムを復元しようとするが途中で失敗。なぜかできなかった。
4) AppleのWebサポート経由でAppStoreからHigh Sierraをダウンロード。
5) インストーラーからSSDにインストール。
6) 再起動Option-Command-Rキー長押しで、地球が回り出したらキーを放す。
7) インストーラー → ディスクユーティリティ → SSDを初期化(Apple拡張APFS)*2
8) インストール後、元の起動ディスクからアプリ等転送。

分解、取付、復元の時間はだいたい2時間ぐらい。掃除しながら慎重に分解したからこれぐらいかかったけど、それも写真付きの手順サイトがあったからこそ、失敗もすることなく予想よりも簡単にできた。今度やる機会があれば、もっと早くできると思う。
今回は分解とかの機械的な作業でなく、ソフトウェアのほうで手間がかかってしまった。起動ディスクの再構築に思ったより時間がかかってしまったのは、どうしてなのかはわからない。
NASにTimeMachineでバックアップしてたので、そこから復元したら朝にはできてた。夜中寝る前に終了まで12時間とか表示されてたから、出来上がるのは明日のお昼頃かと思ってたけど、意外に早く終わったのはSSDへの移行だからか。

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Mac miniに追加の内蔵SDD。CFDのCSSD-S6B05GMG4VT(500GB gamingモデル)

お楽しみのベンチマーク。早いわ。この測定ではHDDの7倍ぐらい。まず、電源を入れてから各アプリ等が使えるようになるまでにこれまでは7,8分かかっていたのではないかな。最後のOneDriveの同期が終わるまで今は1分ぐらいかも。素晴らしい!カリカリ音もしないから静かだし。適当にいじってみてもレインボーカーソルを見なくなった。

今回準備した部品とツールは以下のもの。

「 CSSD-S6B05GMG4VT」という型番なんだけど、Amazonからここに載せ方がわからないのでシリーズのを。

CFD販売 CSSD-S6B480CG3VX CFD CG3VX シリーズ SATA接続 SSD 480GB

CFD販売 CSSD-S6B480CG3VX CFD CG3VX シリーズ SATA接続 SSD 480GB

  • 発売日: 2018/05/02
  • メディア: Personal Computers

総額1万円いかないね。数年前だったら何万もかかっただろう。確か、そんなにお金をかけるのだったら本体を買い換えようと思っていたことを思い出した。本体を変えないで使い続けようとしていることに愕然(苦笑)
でも、ま、いいか。

*1:ここでApple拡張でフォーマットしたのがまずかったのかも

*2:High Sierraから対応したので最初からこのフォーマットが正解だった

SSDとPC環境

新しいPCが必要になったとき、何日も何日もネットや雑誌の情報を検討し、ようやく決まった機種を買ったというのに、もう次の年、いや、次の月には次のモデルに大幅な機能追加があったりする。繰り返される悲劇である。皮肉なものである。

でも、その機能追加がより高速のCPUに変更されたとかはわりと問題ない。デザインも変わったとかもまだ許せる。だって少なくともその時は納得して買ったものだから。予算さえ許せばその高速なCPUモデルを買ったかもしれないし、さらに賢明であれば、もうちょっと待ったのかもしれない。どちらかというと拡張性とか、問題なのは外部機器との接続インターフェースとか通信環境とかの規格に対応してるとかが問題なのではないかな。(こんな記事*1もあるから、今度買うものは10Gbps対応は必須だね)
USBが出た頃はボンダイブルーiMacを出したAppleに幻滅して(本当は素晴らしいことだ!)ThinkPad に乗り換えてたこととか思い出してしまった。その時のことは某パソコン誌の読者投稿欄に採用されて図書券もらったっけ。

まあ、いずれにしても買ったも買わないは、全くもって自分のせいであるのだから仕方がないのである。そもそもPCにお金を費やせない大人の事情があるからである。ツラいところである。駆け引きに負けたのである。

そんなわけで今も使っているのは、当時としてはわりと賢明な判断(と思っている)だったAppleMac mini(mid 2011モデル)である。あろうことか、もう9年目だ。よく頑張ってくれてるというか、頑張らせている。思い返せば、途中、非公式にCPUのクロックがより高いものに変更されていたのはとてもラッキーだった。唯一、残念なのは、購入した後に発表された次のモデルからUSBが2.0からより高速な3.0にバージョンアップしたことだった。それでも購入当時は、まだ高速なインターフェースFireware 800がついてたし、Thunderboltもついてた。それらの対応外付けHDDのとても高価で選択肢は少なかったけれども、外部のハードディスクとの接続は速度も十分だし幸せに使えてた。

Macの最新OSはCatalinaなんだけど、一つ前のMojaveから僕のMac miniはOSのバージョンアップの対象外となってしまって、未だにHigh Sierraのまま。バージョンアップできなくて不便かと言われれば、実はそれほどではない。もっと言えば、全く問題ない。スマホiPhoneでないので、とても便利だというMacとの連携機能もとりあえずは必要ない。OSのバージョンアップすることで、今使っている古い周辺機器やアプリケーションに不具合が出ることが出ることを考えると、むしろバージョンアップがないとこんなに平和なのかととても安心しているのである。のはずだった…。

が、Mac miniがもっさり野郎に見えてきたんだなあ。最近はいちいちレインボーカーソルくるくる回る。ほんとは新しいMac miniが欲しいのだけど、昔と違って自分でメモリ換えられないし*2、そもそも高くなったよなあ~。コスパ考えると間違いなくiMacだなあ。

そんなこんなの昨年の初め、必要に迫られて中古のWindows 10のノートPC(Panasonic Let's note)を買うことになったのだ。農業用のラベル印刷ソフトなどサブで使っていた古いWindows機(Celeronデスクトップ)がどうにも使えなくなって買い換えだ。ショップで内蔵HDDを480GB SSDに換装してもらい。メモリも8GBに増設。いざ使い始めてみたらびっくり!サクサクではないか!これ、6年落ちのノートだぜ。SSDのおかげだ!
最近、Windows 7のサポートが終わったということで、古いPCを使い続けるためのグレードアップ方法として、HDDのSSD化と内蔵メモリの増強、Windows 10への移行が勧められているけど、僕がやったのはまさにそれ。効果的である。必要十分である。知らなかったよ。で、そうなるとMacをなんとかしたくなるのが人情。ここはまねっこで行く。SSD化だ

ここでそのWindowsノートSSDベンチマークを挙げておく。

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WindowsノートのSSD

実はVMware Fusion使ってWindows XP仮想マシンMac miniで動かしているのだが、昨年末に12GB積んでるメモリを16GBに増やしてみた。ついでに仮想マシンを入れてる外付けのHDDの中身をSSDに換えてみた。そしたらあたりまえだけど、かなり動作がキビキビ。立ち上げてるMacのアプリの方も同様。まあ当然だわな。カリカリとアクセスしないのだから。HDDだった時の数値はないけど、多分、半分ぐらいか。技術の進歩、様々である。

Mac mini(mid 2011)の内蔵HDDと仮想マシン入れてるFirewire接続のSSDベンチマークそれぞれ。

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Mac mini(mid 2011)内蔵HDD(なぜだか、1段目しか測定されなかった)
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Firewire接続の外部SSD


WindowsノートのSSDはさすが能力を発揮していると思う。Filewire接続SSDは内蔵HDDと同じくらいの速度が出ているということはHDDとして考えたら悪くない。インターフェースの速度の限界でSSDが足を引っ張られているのだね、きっと。


さて、次のMac購入は、一応古くからAppleファン*3の僕のことだから、なにかエポックメイキングが起こればほっぽっておいても買うと思う。さて、それはいつになるやら。そんな日が来るようなMac出して欲しいと心から思う。

で、SSD化の続きは、Mac miniの開腹手術してから。


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Mac miniに入れる予定のSSD

*1:internet.watch.impress.co.jp

*2:バラせる人は自分で出来るみたい。ネットで解説している人の見ればできそうだった

*3:Newtonが最高と思ってるぐらい。違う!? それにしてもiPhoneiPadも持っていないとは…汗

大スクリーンの『アラビアのロレンス/完全版』

アラビアのロレンス (字幕版)

☆5

もう1月も終わりそう。するとその後にはアカデミー賞もあるわけで、最近の映画館のプログラムは割といい映画が目白押し。最も近い映画館で今になってようやく上映されているオダギリ・ジョー監督作品の『ある船頭の話』とか、友人から見たか見たかとせっつかれてるのにまだ見てない『スター・ウォーズ/スカイウォーカーの夜明け』、大好きなスカーレット・ヨハンソンが母さん役で、空想上の友達「アドルフ・ヒトラー」の助けを借りて、青少年集団ヒトラーユーゲントの立派な兵士になろうとする少年ジョジョユダヤ人少女エルサの物語『ジョジョ・ラビット』、古き良き時代雰囲気漂うカーレース映画『フォード&フェラーリ』などなど枚挙にいとまがない。

とは言っても、いくら農閑期でわりと暇だし、暖冬だから雪の心配はないからと車で1時間以上かかる映画館にそうそう行くわけにもいかないわけで、自分なりに作品を厳選して見に行っているわけなのである。

そんなわけでもうすぐ本年度で終わるという「午前十時の映画祭」の『アラビアのロレンス/完全版』を見てきました。初めて見た時からTV画面からあふれ出る圧倒的なスペクタクルに撃沈されているこの作品。長尺ゆえにNHKの洋画劇場でもめったに放映されないこの映画。この映画がスクリーンで上映されるとならば、さらに「午前十時の映画祭」が今シーズンで最後だとするならば、他の映画は後回しにしてもこの砂漠の映画を見ない手はありませぬ。

デヴィッド・リーン監督作品。ピーター・オトゥール主演でアラブ民族の独立闘争を率いた英国陸軍将校トマス・エドワード・ロレンスの半生を描く。音楽をモーリス・ジャールアカデミー賞の作品賞を初めとした計7部門受賞。完全版227分。途中、インターミッションあり。撮影には2年以上の時間がかかったらしい。上映時間だけ見るととても長い映画。でも、決して冗長ではない。
黒画面をバックにティンパニーが鳴り響いて“序曲”が始まるとその空間は砂漠への準備。映画が見始めるとスクリーンの中から熱風がこちら側に吹いてきた。

僕はこれから砂漠を旅する。


マッチの火を吹き消すとそこは朝日が昇る砂漠
王子に会うため、ラクダで旅をするのだ
アッラーを崇めるベドウィンの心
砂漠では水が命そのもの
地平線の蜃気楼の中の黒い男
掟を破るものは決して許されない
そこは厳しくも美しい砂漠の世界

白夜の光明にも 夜間の暗黒にも
神は汝を見捨てず 心より迎えたもう
汝の行く手は 過ぎし日より恵まれ
最後には神の慈しみを受け 汝は満ちたるるべし


かつて栄華を誇ったイスラム世界も今は昔
帝国が砂漠の暮らしを脅かす
希望を求め、砂漠を渡るのだ

ハット ハット ハット
照りつける太陽の下、ラクダは駆ける

どこまでも青い空。遥か遠くの砂嵐
喜びのオアシス。命の水
そして、長い一日の終わり

生は死。死は生
信頼と友情
傲慢さと裏切り
そして絶望

よそ者はその土地の者になれるのか?
よそ者は一生、よそ者なのか?


大スクリーンの『アラビアのロレンス』は映像の細かい所までよく見えた。
砂漠はただの砂ばかりでない。白い砂、茶色い砂。ひび割れた地面。岩や緑の木、枯草。青い空。燃えるような真っ赤な太陽。砂が風に飛ばされている場面では、飛ばされている砂の一粒一粒が見えるようだ。
視覚だけではない。音もだ。ラクダや馬の駆ける音。谷に反響するこだまや銃声。モーリス・ジャールの壮大な音楽は大きな画面にこそ合う。

とはいえ、その実、大スクリーンの『アラビアのロレンス』は時に現れる砂漠の静粛こそが魅力なのかもとも思う。 文字通り「サウンド・オブ・サイレンス」。
砂漠の静けさを楽しむのだ。

アラビアのロレンス/完全版』のDVDには撮影当時のメイキング映像が収録されている。予想どおり、過酷な撮影。しかし、砂漠をそのまま映像に切り取ろうとしたのか、まるで砂漠のドキュメンタリー映画を撮っているかのよう。スタッフは皆、自分たちの仕事に誇りを持っている。
映画を見た後にこのおまけの映像は必見である。

ああ、ネットにも書籍にも『アラビアのロレンス』の情報が多すぎて書ききれない。ラクダがとても可愛かったということを報告して、ひとまずこれを締めたいと思う。

壮大な映像と、それに引けを取らない中身の濃さが、本作の評価とリーンの名声をさらに高めた。植民地主義の愚行と戦争の偽善が強調され、ロレンス大佐は自分の指揮したアラブ反乱軍がトルコを打ち破った勝利に酔いしれる。しかし尊厳が血への欲望に、勇気が尊大さに変わってしまったことに気づいた時、英雄的な存在が力を失う。栄光からの転落を文学的な繊細さと巧みな演出で描く大きな視野とスケールを持つ神の叙事詩と呼ぶにふさわしい作品。(JKL)
(『死ぬまでに観たい映画1001本』 p406より)