Farmer's Talk Pop

(2018年12月末、はてなダイアリー「夢男のファーマーズ・トーク」を統合しました)

天候異常の中の農閑期

毎日毎日よくもまあ、こんなに雨が降るもんだ。寒くない。だから雪にならなくて雨。まさしく天候異常。おかげで除雪機の出動はないので、お高い軽油も減らないし、不毛の作業が必要ない。いいこと尽くし。

軽油といえば、ここ最近のイラン情勢が心配。最近満州やら、そっち方面の本を読んでいるから、ほんと戦争だけは心から止めて欲しいと心から思ってる。

今シーズンの農閑期は割とうまいこと過ごしてる。数年前から人生の残り時間を意識し始めた。自分たちの時間を大切にしなくては、という思いが年々強くなってきたのだ。 子供たちも大人になってきた。今年は受験も引っ越しもないしね。ちょっとだけ安心するとともに、やることはやらないとね。

で、オフに入る前、やるべきことを決めたのだが、

1) 積ん読を消化する。
いまのところ順調に本も読めている。今のお気に入りは中華SFと満州、維新期の歴史本、農業書をときどき。最近の本の嗜好は数年前に『ゴールデンカムイ』と「松本十郎」に出会ったことから来ている。影響は大きいな。

2) できる限り映画を観る。
最近、息子と映画に行けてない。彼もいろいろと忙しいから仕方がない。マーベルのが公開が夏ばかりというのが原因でもある。しかし、今シーズンはとうとう終了だという「午前十時の映画祭」に行く気満々なので無駄に張り切っているところ。『ウエスト・サイド物語』は本当に素晴らしかった。

3) 行けるライブには行く。
山形ブラジル音楽協会(Yama-bra)主催のライブは本当に素晴らしい。昨年4月のギンガ&モニカ・サウマーゾでこの活動を知り、少人数のための演奏は本当に良かった。機会があれば必ず行くことを決意。しかし、秋のトニーニョ・オルタの回、カルロス・アギーレの回は季節柄、どうしても行けなくて本当に惜しかった。またとない機会だったのに…涙。とはいえ、3月のレオナルド・マルケスがあるので無問題。これまで聴いてきたのブラジル音楽ともひと味違うようで、それもまた楽しみである。

4) フィルム写真の腕を上げる。
フィルム撮影は本当に難しい。古いカメラを使っているのでフィルム感度や露出ももちろん手動なわけで、カメラとフィルムの組み合わせで考えるとそれぞれの経験値はかなり低いといえる。現像があがってくる時はドキドキものだ。フィルム代や現像代、CDへのデータ書込代を考えると自分が撮ってて言うのも何なのだけど、作品が果たしてそれだけの価値があるのかどうか疑問が残る。しかし、どんな出来上がりでも自分が撮ったフィルム写真は、無難にきれいに写るデジカメやスマホの画像に比べて「確かさ」がある。圧倒的な存在感なのだ。言ってみれば、空気をフィルムに閉じこめたみたい。デジタルは霞のようなものでないかと思ってる。なんて、全て自分の自己満足なんだけどね。

5) 事務仕事の合理化を図る。
あとで。

6) とある調べものの資料を集める。

7) 旨いコーヒーを飲む。

f:id:Yumeo:20200108062221j:plain
“行きつけのカフェ” KODAK UltraMax 400, KODAK Retina lllc, 補正済

写真はいつも行ってるカフェ。昨年末からかなり行ってるほうだと思う。めったに外には酒飲みに行かないし、そもそもお店というものがない田舎だからあんまり常連にしているお店はないのだけど、ここのカフェだけは別。コーヒーのうまさもさることながら、オーナーの人柄と心地よいお店の空気が何ともいえない安らぎを与えてくれるのだ。手作りかつ素材の良さで絶妙な味わいのケーキをいただきながら持参の本など読んでいると、ざわざわして落ち着きのないせわしく、それでいてとても平凡な夏の農家生活を忘れさせてくれる。さらに家でのコーヒー豆は切らさないようにしている。

とそんな感じなのである。

フィルム撮影の失敗

昨年末に撮影済みフィルムを2本、デポに現像に出した。どちらもKODAK Retina lllcで撮ったものだったが、バタバタしていてようやく昨日受け取った。見てびっくらこいた。

f:id:Yumeo:20200107164030j:plain

まず、FUJI ACROS 100の方。見てのとおりなんにも写ってない。撮影してからフィルムを取り出すために巻き戻す時、 どうしたわけか巻き戻しダイヤルがロックしてしまい、巻き戻せなかったのだった。やむを得ず、押し入れの暗闇で裏ぶた開けてロック解除。手で巻いたのだ。思い返すとダイヤルは軽く、巻く時間は短かったかもしれない。現像代が無駄になったことよりも36枚のシャッターチャンスが失われたことが悔やまれる。

次、KODAK UltraMax 400。Retina lllcは1台目が不具合でろくろく撮らないうちに巻上げギアの破損でおシャカ。二代目は上記失敗。気合いの入ったUltraMaxだったのに、事前の情報ではこのフィルムは青によってるとかで、そういう画を期待していたのにどちらかというと真っ赤っか。ピンボケは多いし、そもそもISO400に対応してなかった。とてもがっかり。だけど割とちゃんとしてたのが下の画像。Ektarの時もそうだけど、Kodakフィルムとは相性が合わないかも(とフィルムのせいにする未熟者)。引き続きアップ予定。

f:id:Yumeo:20200107203102j:plain
KODAK UltraMax 400, KODAK Retina lllc, 補正済

f:id:Yumeo:20200107211634j:plain
KODAK UltraMax 400, KODAK Retina lllc, 補正済

2019年に観た映画たち

あけましておめでとうございます。
どのくらい更新できるのか分かりませんが、2020年もときどき覗いてやってくださいね。

ということで、キーボードのTRON配列にも慣れてきたことだし、初っぱなは2019年に観た映画から。さっそく書いてみよう!


「デンジャラス・デイズ・メイキング・オブ・ブレードランナー」☆3.5
ブレードランナー」ファンにはたまらん内容。アナログな撮影こそが魅力と再確認。


「眠れぬ夜のために」☆3.5
巻き込まれ系サスペンス。ミシェル・ファイファーが魅力的。

眠れぬ夜のために [DVD]

眠れぬ夜のために [DVD]


「愛と悲しみボレロ」☆5
ftalkpop.hateblo.jp


「Life ! / ライフ」☆5
ftalkpop.hateblo.jp


緑の光線」☆3
OLの自分探しの旅。きれいな映像だが、おっさんには難しかった。

緑の光線 (エリック・ロメール コレクション) [DVD]

緑の光線 (エリック・ロメール コレクション) [DVD]


「恋のゆくえ ファベュラス・ベーカー・ボーイズ」☆4
ピアノ弾きの兄弟と女性歌手との人間模様。グルーシンの音楽が絶品!ファイファーに撃沈。


「アトリエの春 」☆3
朝鮮戦争後の画家と若い母親を描いた韓国映画。田舎の描写が美しい。

アトリエの春、昼下がりの裸婦 [DVD]

アトリエの春、昼下がりの裸婦 [DVD]

  • 出版社/メーカー: TCエンタテインメント
  • 発売日: 2016/03/02
  • メディア: DVD


「さよなら、ミス・ワイコフ」☆3
独身女性教師の愛と苦悩。解説や広告ほど過激でなく真摯な描写。

魅惑の女優シリーズ さよならミス・ワイコフ [DVD]

魅惑の女優シリーズ さよならミス・ワイコフ [DVD]


ラブ・アゲイン」☆3.5
妻に愛想尽かされたダメ夫の復活劇。配役がとてもよく、ストーリーも練られてるコメディの秀作。

ラブ・アゲイン (字幕版)

ラブ・アゲイン (字幕版)

  • 発売日: 2013/11/26
  • メディア: Prime Video


リトル・チルドレン」☆2.5
主婦ケイト・ウィンスレットをめぐる人間模様。彼女は魅力的だけど何を言いたいのか不明の映画。

リトル・チルドレン(字幕版)

リトル・チルドレン(字幕版)

  • 発売日: 2015/12/01
  • メディア: Prime Video


キャプテン・マーベル」☆3.5
救世主キャプテン・マーベル登場! これで今後のマーベル作品の展開は安心。

キャプテン・マーベル (吹替版)

キャプテン・マーベル (吹替版)

  • 発売日: 2019/05/17
  • メディア: Prime Video


ワールド・オブ・ライズ」☆3.5
レオナルド・ディカプリオがCIA工作員の 社会派ドラマ。ゴルシフテ・ファラハニが素敵!

ワールド・オブ・ライズ (字幕版)

ワールド・オブ・ライズ (字幕版)

  • 発売日: 2013/11/26
  • メディア: Prime Video

アパルーサの決闘」☆3.5
エド・ハリス主演、監督作品の西部劇。未公開作品だが西部開拓時代の終焉をうまく描いてる。

アパルーサの決闘 特別版 [DVD]

アパルーサの決闘 特別版 [DVD]

  • 出版社/メーカー: ワーナー・ホーム・ビデオ
  • 発売日: 2010/04/21
  • メディア: DVD


ギャラクシー・クエスト」☆3
スター・トレック」とそのコアなファンをモチーフにしたコメディ。B級風味だが悪くない。

ギャラクシー★クエスト [Blu-ray]

ギャラクシー★クエスト [Blu-ray]


「テス」☆3.5
トーマス・ハーディ原作『ダーバヴィル家のテス』の映画化。N.キンスキーが好演。実はとても農業映画。

テス プレミアム・エディション [DVD]

テス プレミアム・エディション [DVD]


終電車」☆3.5
ナチ支配下の劇場女主人ドヌーブの夫、俳優との愛着。ドヌーブの美しさ。

終電車 Blu-ray

終電車 Blu-ray


「マーニー」☆3
ティッピ・ヘドレン主演のヒッチコック・サスペンス。「鳥」と比べるとどうしても見劣りする。

マーニー/赤い恐怖 (字幕版)

マーニー/赤い恐怖 (字幕版)

  • 発売日: 2013/11/26
  • メディア: Prime Video


「ハートブレイク・リッジ」☆3
クリント・イーストウッド監督・主演の軍隊訓練もの。この手のはいささか食傷気味。


アベンジャーズ・エンドゲーム」☆4
マーベルMCUのフェーズ3完結、ひとつ前の作品。『アベンジャーズ/インフィニティ・ウォー』の方が上。


スパイダーマン・ファー・フロム・ホーム」☆4
マーベルMCUのフェーズ3完結作。とにかく、このシリーズはマリサ・トメイのメイおばさんがとてもいい。


スパイダーマン:スパイダーバース」☆5
スパイダーマンの番外編アニメ。アニメだからとバカにしてたら大間違い。極上の映画だった。


マッキントッシュの男」☆3
ポール・ニューマン主演スパイ映画。昔の映画作りに脱帽。でも、ひねりが足りないかも。

マッキントッシュの男(字幕版)

マッキントッシュの男(字幕版)

  • 発売日: 2015/12/01
  • メディア: Prime Video


ジャッカルの日」☆3.5
フォーサイス原作のサスペンス。息詰まる展開で画面から目が離せない。


ひろしま」☆5
原爆投下8年後製作のモノクロ映画。これまで見た中で最も凄惨で悲しいヒロシマ映画。

独立プロ名画特選 ひろしま [DVD]

独立プロ名画特選 ひろしま [DVD]


「獄門島」☆3.5
石坂=金田一耕助横溝正史ミステリー。ロケ地と大原麗子の美しさ。これぞ日本映画。

獄門島

獄門島

  • 発売日: 2013/11/26
  • メディア: Prime Video


「グリーン・マイル」☆4.5
キングのベストセラー原作、トム・ハンクス主演の刑務所ヒューマンドラマ。文句なく人の心を揺さぶる。

グリーンマイル (字幕版)

グリーンマイル (字幕版)

  • 発売日: 2015/01/05
  • メディア: Prime Video


「ボーダー」☆3  (DVD等なし)
ジャック・ニコルソン演じるメキシコ国境の警備隊員とその人間模様。珍しい善人ニコルソン。


死刑台のエレベーター」 ☆4
音楽のマイルス・デイビスが有名すぎるサスペンス。 愛人を探してパリの夜を徘徊するジャンヌ・モローが印象的。

死刑台のエレベーター ブルーレイ版 [Blu-ray]

死刑台のエレベーター ブルーレイ版 [Blu-ray]

  • 出版社/メーカー: 株式会社アネック
  • 発売日: 2017/06/21
  • メディア: Blu-ray


明日に向かって撃て」☆4
ニューマンとレットフォードのブッチとサンダンス逃避行。曲“サウス・アメリカン・ゲッタウェイ” が素敵。


ザ・シークレット・サービス」☆3.5
イーストウッド主演大統領暗殺もの。イーストウッドがとてもらしくて良し。


「刑事マディガン」☆3
リチャード・ウィドマークの刑事物。音楽がよろし。怖い顔なのにいい刑事のウィドマークが悲しい。

刑事マディガン [Blu-ray]

刑事マディガン [Blu-ray]


ジュマンジ」☆4
不思議なゲームをめぐる子供たちの冒険。子役時代のキルティン・ダンスト、上手い。
「グリーン・マイル」 にも出てたボニー・ハント、素敵。


レディ・プレイヤー1」☆3
監督はスティーヴン・スピルバーグ。進化したバーチャルゲームの近未来。80年代オタクおっさん大喜び映画。


「フューリー」☆3.5
ブラビ主演の戦車が主役の戦争映画。戦車版新兵もの。戦車が主役の映画は珍しい。やっぱりブラビだった。


「道」☆4.5
ftalkpop.hateblo.jp



「グリーンブック」☆4.5
黒人天才ピアニスト、ドン・シャーリーのアメリカ南部への演奏旅行。運転手役のヴィゴ・モーテンセンの演技派並でない。

グリーンブック(字幕版)

グリーンブック(字幕版)

  • 発売日: 2019/10/02
  • メディア: Prime Video


「スノー・ピアサー」☆2
氷に閉ざされた近未来SF。疾走する希望の列車というのがまずいただけない。せっかくスターがいっぱい出てるのに。

スノーピアサー(字幕版)

スノーピアサー(字幕版)

  • 発売日: 2014/06/07
  • メディア: Prime Video


アメリカン・ラプソディ」☆4.5
ftalkpop.hateblo.jp


アメリカン・ビューティー」☆3
さえないケヴィン・スペイシー親父が娘の同級生に恋してしまう…。アネット・ベニングの熱演。後味の悪さ。

アメリカン・ビューティー (字幕版)

アメリカン・ビューティー (字幕版)

  • 発売日: 2013/11/26
  • メディア: Prime Video


ウエスト・サイド物語」☆5
ブログ参照
ftalkpop.hateblo.jp



カイロの紫のバラ」☆3
当時、監督ウディ・アレンとつきあってたミア・ファローが映画館から出てきたスターと付き合う映画。ここでもアステアの“Cheek to Cheek ” https://youtu.be/BEYpOGMxCH8 がとても素晴らしい。


「いつも2人で」☆3.5
マンシーニのテーマとともに車で走る夫婦の人生の旅。「Q.二人でいるのにしゃべらない人たちは?」「A.夫婦」。とても考えさせられる映画。