Farmer's Talk Pop

(2018年12月末、はてなダイアリー「夢男のファーマーズ・トーク」を統合しました)

ソフトの終り

このところ、egwordの販売終了をめぐって盛り上がっている一部コアなMacファン。自身は使ったことはなかったので特別な思いはなかったが、ずっと昔からあるソフトなので寂しい気はする。いろんな情報をみるといかに使いやすかったソフトかをいまさらながら知ることができた。某掲示板の投稿なんかを読むと、仕事の事務文書作成というよりは、ものを書くという意味で使われ続けたソフトなんだなという印象をもった。
ソフトが出て消え去るというのは、何回も何回も繰り返されたことで、無くなったからといって、その直後は困るかもしれないが、たいていどうにかなってきたと思う。Hypercardだって、開発終了になったとき、MacPOWER誌なんかでは、何ページも特集記事を出していた。それに対して、ある時、ひっそりと消え去ったものも数多い。そのソフトを愛する人が多ければ惜しまれるが、そうでなければ、ただ消え去るのみ。egwordは前者だったのだろう。ある意味、いまどき幸せなソフトだ。
まあ、いずれにせよ、変化の激しいコンピュータ業界のことだから、いまみんな惜しんでいるというのは、いまだけの感傷であり、数カ月後には話題にも上らなくなるだろう、とは思う。逆にそうじゃないほうが困るだろう。


と、この記事はThinkPad上の「超漢字4」で書いているのだが、3月31日でサポート終了だそうだ。そう、こっちももう終わりなのだ。ネイティブで動く超漢字はもう終わりで、「超漢字V」というWinのVMware上で動くバージョンだけになる。いずれ、そちらに移行しなくてはならないだろう。まあ、その時には、今使っているWin機にしてもMac miniにしてもダメになるときだろうから、今から考えても始まらないことだけは確かだ。その時はその時、と割り切ることにする。人が使っているソフトのことをいってる場合じゃなかったのだった。