何日か前、子供たちがテレビを見ていたら、なんだか懐かしいフレーズが聞こえてきた。「説明しよう」「ドロンジョさま」「アラホラサッサー」などなど。懐かしい。なんと「ヤッターマン」じゃないか。「思いでのアニメ」とかのスペシャル番組かと思ってたら、どうも新しく始まった番組らしい。微妙に絵が違うし、鮮明だし、どうも変だと思ってた。嫁さんと二人で、一瞬、小学生時代に戻ってしまった。
タイムボカン・シリーズは小学生の時、欠かさず観てた。どちらかというと男の子向きなアニメだったと思う。毎回、違うメカが登場してきて、それに合わせて相手もメカを出してくる。結局、最後はお決まりの結果なのだが、なんだか毎週観てしまったことを覚えている。
子供向けのばかばかしいアニメだったのだが、ギャグといい、ばかばかしさの中にもちょっと大人っぽさもある、そう子供心に感じてた気もする。主人公の女の子が変身するシーンなんて、小学生の男の子にとってはちょっとドキドキもんだった。それは新版でも変わらなかった。
うちの子供たちの反応は、末の男の子だけが、出てきたメカに大喜びだった。かっこいい、を連発してた。お姉ちゃんたちはちょっと冷めた感じ。そのあとの「名探偵コナン」の方がずっとおもしろいらしい。
観てもっともうれしかったこと。なんと、悪役の4人を演じている声優さんは旧版と同じだった。新しくなったのに同じって、かなりすごいことでしょ。30年も経っているのに人の声って、変わらないもんだね。なんだか、こっちもがんばらなくちゃと思ってしまった。
