ケン・フォレットの戦争、スパイ、恋愛と何でもありの小説の映画化作品。主演はドナルド・サザーランド。「ジャック・バウアー」のお父さん。どの映画でも存在感あるんだな、この人。「SF/ボディ・スナッチャー」のラストの顔がどうしても忘れられない。原作を読むと、もう一方の主役が連合軍側でもあり、戦争物にありがちな両者の駆け引きをどう処理したのか気になってたところだが、ストーリーをドイツのスパイ側中心にうまくまとめた、といったところ。主人公スパイの「針」はプレイボーイのスパイなわけで、ドナルド・サザーランドのイメージじゃなかったが、無表情な容姿は冷徹なスパイという設定にはぴったり。小説は、物語後半のイギリスの孤島よりも前半部分がおもしろかっただけに、映画ではちょっと駆け足になってしまって物足りないが、仕方ないか。でないと最低「大脱走」ぐらい長くなりそうだものね。監督はリチャード・マーカンド。ジョージ・ルーカスがこの映画を観て、「ジェダイの復讐」に起用したようだ。劇中の英軍のヘリコプター、史実、それとも単なる演出?! とても気になってしまった。
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