便所のはなし (物語 ものの建築史)
人間が生きている限り「排便」という行為は忘れられるわけがない。どんなきれいな人だって誰だってすることなんだから。住まいにおいて、台所の次に必要であり、大事なのが「便所」といってもいいのではないかと思う。そんな日本の「トイレ」の歴史本。
うちの地域は、ど田舎の割に意外と農村の集落排水整備(おそらく、農水省関連事業か)が進んでいて、20年ほど前に下水管が入り、それと期同じくして水洗式になった。それまではいわゆる「ボットン式」。都会で育った嫁さんを家族に紹介するため、結婚前、家に連れてきたが、嫁に来ると決意した理由の一つに「トイレが水洗だった」というのもあるらしい。プロポーズの成否を決定するのが「トイレ」であっても、おかしくないぐらい大事なのである。
- 作者: ヒサクニヒコ
- 出版社/メーカー: PHP研究所
- 発売日: 2004/02
- メディア: 単行本
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