Farmer's Talk Pop

(2018年12月末、はてなダイアリー「夢男のファーマーズ・トーク」を統合しました)

男は困ったもんだ…「クローサー」

クローサー

BS録画(初見)、☆3

ロンドンの新聞記者ダン(ジュード・ロウ)は単身NYから来たアリス(ナタリー・ポートマン)とひょんなことから知り合う。その後、ストリッパーだったアリスの経歴を元にした本を出版し成功おさめる。アリスと同棲しつつも、ダンは本のポートレート撮影で知り合ったアンナ(ジュリア・ロバーツ)と互いに心惹かれ合うようになる。しかし、互いのためと近寄らない決意をするアンナ…。医師ラリー(クライヴ・オーウェン)は、インターネットのチャットで、ダンのいたずらから偶然にもアンナと知り合い付き合うようになる。アンナの個展で再会するダンとアンナ。一方、アリスとダンもあの二人がまだお互いを想っていることを知る。複雑に入り組んだ4人の関係は…。


ロンドンを舞台にして、さらりとお洒落に展開する4人の男女の人間模様…。まあ、はっきり言ってグダグダの恋愛劇。誰を見ても誰が純愛なのか単なるしつこいだけなのか判断に迷う展開。
ジュード・ロウは「アルフィ」を彷彿させるようないつものいい男ちゃん役。でも、この映画の諸悪の根源は彼演じるダンでしょう。一人の女をキープしつつ、他の女にうつつを抜かす。その女、ジュリア・ロバーツもよせばいいのに彼に惹かれる…。そんな二人に振り回されるナタリー・ポートマンクライヴ・オーウェン。泣いたり、恨んだり、さわやかさからはほど遠い恋愛模様。ああ、見てらんない…。みんな自業自得…。

見どころは、医師オーウェンが女と偽ったロウとエロチャットをする場面。爆笑もんです。本当にその気になるものなのでしょうか…。一方、ナタリー・ポートマンのストリッパーも気になります(笑)。先日、バレリーナを演じた彼女を見たばかりなので、その踊る姿がなんだか信じられない…。とはいえ、迫真というか迫力というか圧巻というか、とにかくその姿に圧倒されました。だからこその「ブラック・スワン」の演技でもあったのでしょう。偶然ながら、映画の中では主役の二人に振り回されたこの二人のエロ演技。ある意味(どういう意味?笑)、勝ちはこの二人なのかもしれません。
しかし、本当に男は困ったもんだ…(俺もそのうちの一人なのだけれどもね…)。
でもね、何が怖いって、本当に怖いのは女だな〜と思いましたね、最後には…。