Farmer's Talk Pop

(2018年12月末、はてなダイアリー「夢男のファーマーズ・トーク」を統合しました)

連休前と連休後

連休の終わりと同時に異常な暑さも終り。5月も始まったばかりというのに、あの夏のような天気はいったい何なんだ。昨日あたりから、やっと普通の5月の気温に戻ったかという感じ。庭の花などを見ていると例年より10日ぐらい進んでいるようだ。

連休前から、ハウスのキュウリは保温のためのビニールトンネルを片付けて、キュウリネットを張ってつる上げ作業を始めていた。昨日、ハウスすべてのキュウリのつる上げ完了。キュウリ本体がまだ小さいのに次々と実をつけるので、早めにもいで直売所に出荷する。市場出荷を始めると規格サイズでしか収穫しないので、早めのミニサイズで収穫したキュウリは今だけの季節限定品だ。みそをつけて「もろキュウ」で食べるとうまい!

この連休は作業の合間を見て、子供たちと遊びに行った。あまりにもキュウリの作業が順調で、なんと28日と6日の2回も遊びに行くことができた。最初は「みちのく湖畔公園」、後では「マリンピア日本海」へ。どちらも2〜3年ぶり。最近は子供たちが大きくなったこともあり、このところ親側が決めた博物館などの学習的レジャーが多かったので、今回は子供たちの希望(もう博物館は嫌だ〜、と言われた)で単純に楽しめるところへ行ったのだ。どちらの場所も、ところどころ年月が経ったことを感じさせる変化もあったりして、初めて行ったときの新鮮さはなかっただが、どちらも勝手しったる何とかで、急なお出かけのわりには短時間で充分楽しめた。撮ったビデオを見てみると、みんなすごく笑顔いっぱいなので、バタバタしたけど行ってよかったと思う。自分が子供の頃は両親が農作業で忙しくて、遊びに遠出した記憶は余りないけど、いまこうして行けることは本当に幸せだと思う。これも留守中キュウリの方を見ててくれる年寄りがいるおかげ。農家生活は若者だけでは成り立たないといういい例だ。年寄りの力があっての快適な農家生活なのである。

農作業が本格的に始まると、パソコンを使うことがちょっと面倒くさくも思うこともある。体が疲れているので、モニターに向かう気がおきなくなるのだ。そして、ブログの更新が停滞し始める。でも逆に精神的、肉体的には非常に充実している。力がみなぎる感じとでもいうか。冬場の農閑期、パソコンに向かっていて夜更かししたときは、頭は疲れているが、肉体的な疲れはほとんどない。だが、なかなかすっきりしない感じ。農繁期の今は体は疲れているが、精神的疲れは少なく、寝ればすぐに回復する。ただし、キュウリが順調ならばという条件付きだが。
どっちがいいというわけでもなく、そういうもん。ただ思うのは、今のような肉体的労働がなくて、頭ばっかり使っている仕事ならば、かなりのストレスがたまるということは、想像に難しくないということ。今の田舎の「体が資本だ〜的農家生活」から、都会の「頭を使って食ってんだぜ〜トレンディ(古い!)ビジネスマン」となってしまったら、きっとどうにかなってしまうだろうな。都会生まれの嫁さんでもそう思うらしい。それほどにこちらの時間の流れと環境に順応してしまったというわけだ。もっとも、農家生活をしないのであらば、都会でも田舎でもあまり違いはなく、むしろ、文化的に充実してる都会の方が精神的に快適だといえる。田舎で生活し、都会で遊ぶというのが、夢男家のちょっとした夢なのだ。
そんなことを思いつつ・・・、眠い・・・、寝る・・・。