映画「パーフェクト・ストーム」を観る。何がびっくりしたって、その迫力ある嵐の映像もさることながら、その出てた俳優さんたちにびっくり。
やっぱり、この人「ER緊急救命室」のイメージが強いね。映画では「ピースメーカー」のタフガイ役か。漁師役はかなり似合ってたと思う。「ER」の医者役と役柄に共通点あり。
- マーク・ウォルバーグ
絶対「ブギーナイツ」の熱(?)演がイチオシ。新版の「猿の惑星」はいまいちだったが、この映画はパーフェクトでしょう。
この人も「ブギーナイツ」に出てた。「シカゴ」の寝取られ旦那役も印象的。いいひと役が多いのか。
「リトル・ロマンス」の少女が「運命の女」になった、って考えると、えっ、超びっくり。もう完全復活ですね。「ストリート・オブ・ファイヤー」をいま観たら、とても観てられないかも。その年月を考えると、自分も年取ったのかと小一時間・・・。
上記の3人はこの映画の後、ブレイクした「いまの人」だから、ある意味、それほど驚かなくてもいいのだけれども、以下の3人はかなり久しぶりにそのお顔を見た。
「スキャナーズ」、TVシリーズ「V」のイメージ強すぎ。「スターシップ・トゥルーパーズ」は、イメージ通りの「らしい」役。港の酒場シーンは感情を抑えた難しい演技だと思った。さすが。年とってもあまり顔、変わらないね。
- メアリー・エリザベス・マストラントニオ
初めて観たのは「ハスラー2」。富山での学生時代だった。もう20年も前。当時は、若くて豊満でチャキチャキ姉ちゃんのイメージだったが、この映画での化粧っ気のない船長役。この映画の前だと「アビス」のエド・ハリスの妻役。最近はあまり映画に出てないらしい。クルーニー演じる船長の友人役はこの映画の要なのだが、さすがの演技。上手だと思う。
この人が最大のびっくり。嵐の中で遭難するヨットのシーンで見たことのある顔だと思って、きっとそうだろうと思ってたら、クレジットを見たら、やっぱりそうだった。「スターマン」とか「レイダース/失われたアーク」の彼女。え〜、なんで、この役やったのだろう。本筋とはそれほど関係ない役なのに、こんな有名女優さんの起用。年取ったけど、若い頃とあまり変わらない。嵐のシーンばかりで、あまり顔が映らなかったのにすぐわかった。これまで本数出てないのだね。こんなちょい役に有名どころを配置するのが、この映画の深さか。
ILMの特撮もさることながら、実はこの映画は数々のベテラン俳優が出てたから、人間ドラマにも魅力があったのだね。かつてのパニック映画「ポセイドン・アドベンチャー」とか「タワーリング・インフェルノ」などのようなハラハラドキドキ感。久しぶりに、それこそ文字どおり、手に汗を握ってしまった映画。
見終わったあと、久しぶりの同級会にでも出たような感じを持った映画なのだった。
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