池澤夏樹おすすめの本・読了、その1

『2001年宇宙の旅』講義 (平凡社新書)

SF映画とSF小説は好きなのだが、この本のように難しく書かれると「ただ、SFを楽しみたかっただけなのに〜」と言いたくなってしまう。むしろ、池澤氏のSF映画論をもっと読んでみたいと思ったのは、私だけなんだろうか。

朗読者 (新潮文庫)

終わりの数章で涙が出てきてしまった。深くて、とても簡単に感想なんか書けない。あとがきで訳者は二度読みを勧めているが、確かにそう。もう一度読もうと思っている。今度は主人公たちの思いを読み解きながら。

『朗読者』映画化、妊娠のN・キッドマンの代役にK・ウィンスレット 2008/01/09　allcinema News

あとがきに「イングリッシュ・ペイシェント」のアンソニー・ミンゲラ監督がメガホンを取るとあったのだが、いつのまにか変わったのか。それ、見たかったな。主人公の一人、ハンナ役がニコール・キッドマンというのは、適役だとも思う。でも、ケイト・ウィンスレットでも小説の描写と一致してる。期待大。