Farmer's Talk Pop

(2018年12月末、はてなダイアリー「夢男のファーマーズ・トーク」を統合しました)

「オリバー・ツイスト」

オリバー・ツイスト [DVD] FRT-051
昨晩、つまんないTV番組しかやってなかったので、まだ途中までしか観てなかったDVD、映画「オリバー・ツイスト」を嫁さんと最後まで観る。前回はちょうどオリバーが親切なお金持ちのおじさんに助けられて、そこで暮らすようになったところまでだった。


確かこの映画、高倉健の映画「単騎、千里を走る。」を観に行ったとき、同じ映画館で上映してたっけ。おじさん、おばさんがいっぱいの「単騎、・・・」に対して、「オリバー・・・」の方からは若い女性がいっぱい出てきた。嫁さんは「そっちを見ればよかったのに・・・」なんて、言ってた。
今回、その「オリバー・ツイスト」を観てみたら、リアルさを追求した映像に少々驚き。というのは、オリバーに降りかかる出来事が「単騎、・・・」の比じゃない。小さい息子のいる人は、オリバーに感情移入しちゃって観てられなくなるはず。うちの嫁さんがそうだった。
でも、「単騎、・・・」と「オリバー・・・」には、共通項が。「父親(がわり)」「小さい素直な息子」「別れ」。でも、「オリバー・ツイスト」に感情移入できるかというと、微妙。


同じく劇場で見た「パフューム」同様、かつてのヨーロッパの汚らしい街並みがすごく感じが出てる。文豪ディケンズの物語だけじゃなく、昔のロンドンの街を再現こそが、今回の「オリバー・ツイスト」が超大作たるゆえんなのだろうね。オープニングとエンディングのかつてのロンドンを描いたスケッチと実映像とのオーバーラップ、そしてそこに流れる音楽がとても印象的。