とてつもなくダークになってしまった

帳簿の入力をしつつ、除雪の心配のない何だか平和なこの冬。ところがだ、娘たちの通う小学校ではインフルエンザが猛威を振るっている。先週はちょっとずつ学級閉鎖が始まり、しまいには臨時休校となった。うちの子供たちは幸いにもインフルエンザにはかからなかったが、学校からの外出禁止令もあって、休んでいる間かなり時間を持て余した。姉弟で遊ぶといっても、最初は仲良く遊んでいるが、何日も続くとしまいには喧嘩もははじまる。
そんな子供たちのお願いもあって、久しぶりにDVDを借りてきたのだった。名探偵コナンなどのアニメとウルトラマン、仮面ライダーなんとか。ついでに嫁さんと見ようと映画も借りてきた。それは「ダークナイト」。
これは昨年末、仕事の途切れた時、嫁さんと観に行ったのだが、上映期間のちょっとの差で観れなかった映画。嫁さんの友達も2回見たというし、ヒース・レジャーが出演しているが亡くなったことで見逃せない作品だったのだ。
バットマンのシリーズは、ジャック・ニコルソンが出てる第一作、ミシェル・ファイファーのキャット・ウーマンが出てくる第二作は観てる。どちらもヒーローものとして単純に楽しめた。ところがだ、今回のは違った。冒頭の銀行強盗襲撃シーンからして違う（気になるウィリアム・フィクナーがちょっとだけ出てくる。ちょっとだけ）。とても子供には見せられない。違った意味で目の離せなかった2時間半。映画館では「ダークナイト」の替わりにウィル・スミスの「ハンコック」となってしまい、その内容の軽さに、久しぶりの映画鑑賞（映画館での）を楽しく過ごしたのだった。そこで予定通り「ダークナイト」を観てたらどうなってたか。
「せっかく、映画館に観に行ったのに重くなってたね。『ハンコック』でよかったね」と嫁さん。確かに。映画館を出る時には、どうにも精神的に消化不良になってたかもしれない。
さて、今度はちょっとライトな映画を借りてこようと思う。

ダークナイト 特別版 [DVD]