Farmer's Talk Pop

(2018年12月末、はてなダイアリー「夢男のファーマーズ・トーク」を統合しました)

久しぶりに「まちなか」へ

昨日、久しぶりに「まち」へ買い物に行く。この「まち」は「町」と書くと「地元商店街」という雰囲気満点なのだが、実際に行ったのは県庁所在地の「まち」なので、「街」と書いてもいいだろうと思う。一時期横浜に住んでいたことがあったので、まあ、日本で何本指か入る都会の「街」と、この「地方の街」とは比較にならないのはわかっている。でも、我が家のある「まち」は「町」とついてはいるが、実質「村」みたいなもんなので、この「地方の街」でも、充分「街」に行った気分になれるのである。というか、そんな「街」でも、我が家族はとてもうれしいのである。


今回の目的は、三女の入学と長男の保育園入園のための買い物。筆入れなどの必需品を探しにきたのだ。三女は上にお姉ちゃん達がいるせいもあって、いろいろと好みがうるさい。「おしゃれ」なものが好きで、「お子様っぽい」のは選ばないのだ。なので、近くの書店で売っている筆箱は嫌だというので、今回の遠征となった訳だ。


問題の筆箱だが、何十種類もある中、なかなか気に入ったのがない様子。どれも三女曰く「子供っぽい」とのこと。お前が子供だろ、と突っ込みを入れるのを我慢して、いやならいいよ、という。しばらくして、唯一と言っていい気に入ったのが見つかった。案の定、姉ちゃん達も好むような「かわいくて大人っぽい」やつ。決して、一年生向けの何でもついてる合体メカのような筆箱ではない。そういうのはいやなんだそうだ。それと鉛筆削りなど、いろいろ買う。
長男の通園バックは「バズ・ライトイヤー」が欲しいと言ってたのだが、流行が終わったのか、どこを見てもない。唯一それらしき「乳幼児向けバッグ」(弁当が入りそうにない)を欲しいというのをなだめすかして、ハンカチを買ってあげてごまかす。また、探しにいかなくては・・。ディズニーストアなんかにはありそうな気もするが、店には行けないし。
長女はベルトが欲しいといって、気に入ったのを探してきた。近くの店にはこんなかわいいのはなかった、と喜んでいる。そろそろ、おしゃれに目覚めてきたようだ。
次女は自分で髪留めを探してきた。あと、やはり地元にはなかった少女漫画のコミックスの続刊を買ってあげる。もう、漫画を読めるようになったのだなと、今更ながら、成長を実感。


お昼を食べて、休憩している間、嫁さんは自分のための買い物に行く。子供連れだと見たいものも見れないのがつらいところだ。しばらくして戻っていたが、気に入ったのがなかったらしい。もっと、おっきな街じゃないとダメとか。次回だね。


最後は俺。前から気になっていたのがあって、本屋に行った。前回(半年前)、ここに来た時に見て、買い逃した本があったのだ。出版社もタイトルも覚えていなかったので、アマゾンでも探しようがなかった。でも、どうしても、また見たかったのだ。
そして、その本は棚にあった。単純にうれしくなってしまった。



「The House Book」、世界中の500の家が紹介されている本だ。ライト、ガウディなどの有名建築はもちろん、ベルサイユ宮殿、白川郷新石器時代の家、クジラの骨で造った家までもが紹介されている。別に家を立てる予定も建築の知識があるわけではないけど、世界中の人が住む家って、こんなに様々かと驚く。農家の夢男としては、東京にある「ニラの家」が好きだ。


帰る途中で、ケーズデンキがあったので寄って見る。Apple製品がひと通り置いていたのはさすが「街」電器屋。Cinemaディスプレーを見たら、とたんに欲しくなってきた。1920×1200の広さは凄すぎる。A4を見開きで表示できる環境だったら、なにをやっても効率が上がるだろうな。でも、この価格では手が出ない。1680×1050か1440×900あたりの他社製が手頃。ちょっと、考えてみよう。


というわけで、近くにあればちょっとした買い物。片道一時間半かけて「街」に行った割には、全くたいしたことはしなかったが、久しぶりにみんな楽しかったようだ。


都会ではごく普通の買い物が、田舎では一大イベント。田舎では普通の行事が、都会ではレジャーとなる。
子供たちには、都会には大きくなったらいやでも行けるけど、今ここでみんなで暮らしていることは、今しか手に入らないんだよ、と言っている。当然、よくわかってないようだ。今の家族の時間の大切さを思う。