Farmer's Talk Pop

(2018年12月末、はてなダイアリー「夢男のファーマーズ・トーク」を統合しました)

ある天気のいい日

昨日は一日いい天気。上の二人は町営スキー場へ。スキー場のこどもの日だとかで、今日は一日リフトが無料だという。友達と一緒に行きたいというので、昼食代を持たせて、スキー場に置いてきた。スキー場の駐車場は既にいっぱい。みんな考えることは同じなようだ。
親父とお袋は古峰神社詣へ。恒例の豊作祈願だ。いつも帰りに福島の弟の家に2泊してくる。今度もそう。天気がいい今だからこそ、仕事以外のやるべきことをやる、というのがうちのモットーだ。これこそ農閑期。だから、茶の間の黒板には早い者勝ちで予定をいれる。これは熾烈な戦いなのだ。なんと旅行も先に書かれてしまった*1。今年は「四国10日間の旅」だそうだ。自分たちも早く決めなくては。といっても、こっちはたった1泊なのだが。


それにしても、こう天気がいいと、雪はどんどん融けてくる。1月下旬になるというのに感じはもう3月中旬。除雪という不毛な作業がないので、青申の入力がはかどるはかどる。とはいっても、早く終わるわけではない。お茶を飲みながら、音楽を聴きながら、時には読書。そして、近くの温泉に行ったりと、作業を中断する理由はいくらでもあるのだ。


二階の部屋から下へ降りていくと嫁さんがこたつでミシンをかけている。自分がお茶を入れる。お茶を飲みながら話をする。PTA役員のこと。子供のスキーのこと。今、嫁さんが読んでいる宮本輝の『錦繍(きんしゅう) (新潮文庫)』のこと。知り合いの新規就農した家族のこと。現在、興味あること。


この時期、嫁さんとの「とりとめもない会話」が多くなる。普段、子供たちがいると子供の話を聞くことのほうが優先する。でも、夫婦の会話はそれ以上に重要でもある。日頃の夫婦間の意思疎通があってこそ、農繁期を乗り切れるのだ、と勝手に思っている。家族の最小単位は夫婦だ。子供はそれに付随するものであって、それ以上でも以下でもない。とにかく、みんなで「家族」といえるのだ。今はそんな家族を保つための「充電期間」なのだ。

*1:JRのフルムーン切符利用で自分たちですべて計画して行っている