ここ最近読んでる本といえば、80年代後半から90年代初めのコンピュータにまつわる本がほとんど。例えば、パソコンが世に出始めた頃とか、まだパソコン通信が全盛だった頃。インターネット前夜、まだWindows 95が出る前とか、そんな頃の本。『パソコン創世記』『矢野徹の電脳通信日記』『パソコンウォーズ』、そしてスティーブ・ウォズニアックの自伝、黎明期のApple社について書かれた『アップルを創った怪物』などなどを読んだ。
この頃のインターネットは日本語のサイトが本当に少なくて、パソコン通信の方が情報量があった。もちろん広告なんてなかったね。今はパソコンよりもスマホやらタブレットを使っている人の方が多くて、コンピュータなんて知らなくてもネットが使える時代。いいのだか、よくないのだか。
ネットを見ていて、パソコンでのWeb広告はそれほど邪魔には思わないけど、スマホのポップアップ広告には閉口する。いちいち表示されて邪魔だ。ブロックしているはずなんだけど…。閉じるボタンを押しそこねて、どうしても広告をクリックしてしまうんだな。どこに行っても広告ばっかり。誰もがスルーする(しないかも)広告が、便利にになったネットの未来だなんてちっとも思わなかった。こうなるとリドリー・スコット監督の『ブレード・ランナー』で描かれた広告があふれていた未来世界のなんと予言的なことよ。