Farmer's Talk Pop

(2018年12月末、はてなダイアリー「夢男のファーマーズ・トーク」を統合しました)

「青い体験」のころ

昨晩、GyaOでイタリア映画「青い体験」を見る。リストにこのタイトルを見つけた瞬間、気持ちだけは中学生時代に戻ってた。(笑)
映画の面白さに目覚めたあの頃、映画を見る手段はテレビの「○曜洋画劇場」と決まってた。なんだか知らないが映画館に行くのは学校で禁止されていたし(当然、学校には内緒で行った)、上映は二本立てとはいえ、少ない小遣いでしょっちゅう映画を見に行ける訳がない。なので、「洋画劇場」は映画を見る手段として、なくてはならないものだったのだ。
その日、どんな映画が放送されるかは、たいてい映画雑誌『スクリーン』をみて、わかってた*1。学校へ行くと、映画好きな友達と「今日、あれやるぞ。絶対に見よう。」とさっそく情報交換。話は盛り上がった。そんな中で、映画好き、そうでない人の中でも大騒ぎになったのは、例のイタリア映画シリーズだった*2。ビデオが普及していないあの時代、興味津々の男子中学生にとって、あの手の映画はなくてはならないのだったのだ。
放映の翌日の朝は、教室の男子は大騒ぎ。おどけて映画の場面を再現するヤツも出てくる。かなり盛り上がって、どうしても声が大きくなる。そんな男の子たちをみる女子の冷たい視線。
「青い体験」を見て、そんなことを思い出してしまった。
昔の映画は、夢と雰囲気はあった。これもただの「おやじの思い」か(笑)。

*1:当時「スクリーン」を買ってた中学生は少ないようだったので、買う時にちょっと恥ずかしさもあり。

*2:「青い〜」だったら、イタリア映画とは限らないが。