Farmer's Talk Pop

(2018年12月末、はてなダイアリー「夢男のファーマーズ・トーク」を統合しました)

上農・中農・下農

本日付けの朝日新聞天声人語」欄に地球温暖化について書かれている。そして「上農は草を見ずして草を取る」「中農は草を見て草を取り、下農は草を見て草を取らず」と続く。温暖化の中でせめて「下農」のような対策はとるな、というオチとなる。


「上農」云々を自分なりに解釈すると、上農は草が生える前にそれなりの対策をとる、と理解する。つまり、中耕をしたり、万が一、草が生えても作業しやすいように作付するということ。「中農〜」は、草が生えても、取り残さずちゃんと除草するということ。「下農〜」は、草が生えても何にもしないということだ。これは普通に考えると農家としては論外。


さて、昔と違い、今は除草剤という農業技術において画期的な資材がある。このことをふまえて、再度、解釈してみる。
「上農」  草が生える前にちゃんと除草剤を散布する
「中農」  草が生えたら除草剤を散布。
「下農」  除草剤がもったいないので、ほったらかし。雑草に病害虫いっぱい発生で殺虫・殺菌剤はいっぱい使う。


う〜ん、農業だけを考えずに環境メインで考えたら、どっちもどっち。なんだかな〜。上農も下農もあんまり関係ないかも。温暖化対策としてのバイオ・エタノールなんて、これと同じような関係でしょう。(笑)