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「エイリアン:コヴェナント」への失望

リドリー・スコット監督の「エイリアン」は本当に衝撃的な映画だった。SF映画はいろんなタイプがあるけど、「エイリアン」系の近未来でリアルっぽい宇宙ものは大好物。ノストロモ号は貨物宇宙船だからどこかの入植惑星へ荷物を運んでいるわけで、貨物船だから乗組員が作業着であるとか、船内が暗くて汚いというのはとても納得できた。人の活動するところであれば、掃除ばっかりやってる係がいない限りは汚れてしまうのが常である。ましてや宇宙でのロジスティクスであれば、最小限の手間と予算で最大限の効率を求められると思うから、武器のないのもそうだろうそうだろう。一方「2001年宇宙の旅」はピカピカにきれい。宇宙旅行だから、あのきれいな宇宙船内はあれはあれで納得なのではある。それぞれなのである。

エイリアン:コヴェナント (字幕版)

エイリアン:コヴェナント
Amazonビデオ、☆2.5(画はきれいなので0.5おまけ)

で今回、ようやく「エイリアン:コヴェナント」を見ることができた。この間観たリドリー・スコット監督の「ブレード・ランナー」の監督違いの続編「ブレード・ランナー2049」もそうだけど、続編ものは予備知識を入れない方がだんぜん楽しめる。その「ブレラン2049」最高でした。オリジナルの空気をわかって作っている!今回もその調子で続編を見たかった…のに。って、なんで…のに!?

今回のエイリアン・シリーズは、オリジナルの「エイリアン」の前日譚となっている。前作の「プロメテウス」の舞台設定から10年後なのだ。そしてオリジナルの話へと続くとか。そんな感じで本当は興味深い話のはずなのにオリジナルの関連作としてみると全くおもしろくない。もっとも、オリジナルを知らなくて見れば「プロメテウス」の続きとしてはいいのかもしれないが。

ネタバレは避けるけど、要するに「いつかどこかで見た聞いた」「あれはおかしい」ということばかりなのだ。タイトルバックからしてオリジナルに負けてる。ドラマがそもそもダメなのだ。登場人物が魅力的じゃないことがダメなのだ。画はきれいなのだけれども、決定的にダメだね。「プロメテウス」もダメだったが、これだったらまだましだったのかも。