大雪も落ち着き、申告も片づいたので、ちょっと前に購入した satromi さん製作のキーボードキット「TL Split Keyboard 16mm Rev1」を作り始めている。自作キーボード界で唯一販売されているTRONキーボードだ*1。これはオリジナルのTRONキーボード同様、人の手のサイズが考慮されていて、本家のM、Lサイズにあたるキーピッチ16mmと18mmの2種類がある。現在常用しているμTRONキーボードはキーピッチが17mm。自分の手にあっている。同じようなサイズの16mmは試作品が販売されていたのだが、ようやくRev1が出たのでここぞと思い買ったのだ。
数年前からネット界隈では自作キーボードが盛り上がってきているようで、“クリエイターによる創作の総合マーケット“ サイトのBOOTHでは、いろんな自作キーボードキットが売られている。2年ほど前からTwitter でも自作キーボード界は盛り上がっていてとても楽しそうで、できれば仲間に加わりたかった。彼らはとても若いのだ(推定)。文字通り畑違いだが、僕も自作キーボードを作ることで、畑でキュウリを作るのとは違うなにかを取り戻したかったのだ。あるいは若さをとりもどせるような気がしたのだ。自分でなにかを作りたかった。他の自作キーボードとちょっと異なる配列のTRONキーボードとは、そんな自分にちょうどよく出会ったのだ。
TRONキーボードについては、先のsatromi さんのblog 埋立地の記憶が詳しい。自作TRONキーボードの製作の経緯とTRONキーボードの歴史が解説されている。
また、僕は変わり種キーボードに関しては無駄にこだわりがあって、これまででもいくつかの変わり種のキーボードを手にしてきた。それらは以下。
- TypeMatrix社 “TypeMatrix 2030”(旧モデル、PS/2接続) / キータッチがよくなかったし、数年で壊れた。格子配列はあわなかった。
- この他にもドイツ製のAdobe Premiere用キーボードとか、子供用の小型キーボードとか、値段にもよるけど変わり種のキーボードを衝動買いしてしまうことがあるのだ。
今日(2/21)のTL Split Keyboard 16mm Rev1の組立
- ダイオードのリード加工(所要時間30分)
72本のダイオード(1N4148)をサンハヤト リードベンダー RB-5を使ってコの字型に曲げる。この道具を使わなくてもできるけど、仕上がりがきれいだし、とても楽ができる。
サンハヤト リードベンダー RB-5 リード線、部品の簡易折り曲げ器
- メディア: Tools & Hardware
*1:市販品では「エスリル ニューキーボード − NISSE」がある。完成品以外に自分で作れるキットもある