Farmer's Talk Pop

(2018年12月末、はてなダイアリー「夢男のファーマーズ・トーク」を統合しました)

ぼちぼちとはじまり

天気のいい日が続き、農道の雪もだいぶ融けたので、1週間前から、元肥散布のためにビニールマルチの撤去を始める。例年、年末にマルチを片付けてから耕耘しているのだが、それだと冬の間、土が乾きすぎるので、今年はマルチはそのままにしてみたのである。結果、マルチの下の土は真っ黒。今年は冬の天気が良すぎたから、マルチをはがしてあったら、きっと真っ白け、だったろう。農作業はキチッとやりすぎても逆効果ということもあるといういい見本だ、と言って自分で納得。


天気がいいと思ってたら、昨日から雪降り。夜に10センチぐらい降って日中、融け、また10センチ降ってとけるといった感じ。ハウルのサイドは屋根からずり落ちた雪でまたこんもり。暖冬とは言っても、やはり3月上旬の天気は天気だということだ。


午後からは、県主催の農薬関連の講習会に行く。ポジティブリスト制の導入で何かと農薬関連の作業には気を使う。2時間半ほどの講習。役所の都合だろうが、こういうのは、いつでも平日の日中。普通、仕事をしてる時間だよね。天気が良かったのなら、なおのこと。

農業関連の講習、ちょっと考えてほしいと思う。年度末ということもあって、連日、農業関連の会合の案内が来るが、真面目に全部出てたら仕事になんない。無理して都合をつけて行ったら、本当に何にもならないくだらない会合であることもたびたびある。そんなときは図書館で読書してたほうがよほど身にになる。とはいえ、「農業に対しての情熱に心から共感できる人」からの頼みには、たとえ、くだらないとわかっていても行く。こういう好き嫌いは本当はいけないとは思うが、何を大事にするか自分で選択できる立場の職業にいるからこそ、サラリーマン時代のような「無駄な我慢」はしたくない。とはいえ、別な意味での我慢も多々あるわけだが。・・・難しい。