Farmer's Talk Pop

(2018年12月末、はてなダイアリー「夢男のファーマーズ・トーク」を統合しました)

「黄金の7人」と「続・黄金の7人 レインボー作戦」

BS録画(どちらも初見)、「黄金〜」☆3・「続・黄金〜」☆2

1965年、1966年のイタリアのコメディ・アクション映画。頭脳派の"教授"(フィリップ・ルロワ)の指揮の下に、相棒のお色気ムンムン(いい方古いけど、この言葉でしか表現できない)美女"ジョルジャ"(ロッサナ・ポデスタ)と多国籍な6人の男たちが、銀行の地下に眠る黄金を狙う。ところがその奪った金塊を巡っての騙し合いの始まり。さて、金塊は誰の手に…。
まずはオープニングの動画をどうぞ。

オシャレでしょ。この"シャバダバダ"音楽。この"ヨーロッパ"的雰囲気。グッとくるでしょ。このオープニング。すぐさま映画に引き込まれました。とても、自分が産まれた頃の映画だとは思えない空気がいっぱい…。自分の写真アルバムには茅葺き屋根の家の前で撮った写真がある。そう、昭和40年の初めは山形の田舎はそんなものだったのだ。でも、この映画は確かに古いが、ヨーロッパの街並みは今とそうは変わりない(行ったことはないのだが…笑)。走っている車も今じゃレトロな高級車。今も乗っている人がいるはず(見たことはないのだが…笑)。服装も全然古くさくない。女性の化粧や髪型が時代を感じさせる(気がする…笑)
で、ハイテクを駆使して銀行の金庫に地下の穴から金塊を盗むのだが、その手法が実はチープ。漫画みたいで辛くなってくる映画なのだが、どうしても観てしまう。観てるうちにどこかにあったな、この場面と思う。そう「ルパン三世」!
白いフカフカの毛皮にハイヒールのジョルジャ。ナイスバディの全身網タイツ(!!)のジョルジャ。"教授"を裏切って金塊を他の男と奪うジョルジャ。まさにリアル"峰不二子"。どんだけセクシーなんだ(笑)。これは参ってしまう、ホントに…。
「黄金の7人」はジュネーブの銀行から奪って最後はローマ。ヨーロッパの風景が楽しめる。一方、第一作のヒットでスケールアップした「続・黄金〜」は、キューバカストロをモチーフに舞台は南の島。前者はおもしろい映画だと思う。でも、悪ノリの後者はダメ。くだらなくても今観ても通用しそうなオシャレがあったからよかったのに、後者ではそれがなくなってしまった。ジョルジャの全身網タイツは、ピッチリ革つなぎになったし…。って、それはどうでもいいのだけど(笑)。とにかく、恐るべしイタリア映画。

黄金の七人 HDニューマスター版 [DVD]

黄金の七人 HDニューマスター版 [DVD]

続・黄金の七人/レインボー作戦 HDニューマスター版 [DVD]

続・黄金の七人/レインボー作戦 HDニューマスター版 [DVD]