Farmer's Talk Pop

(2018年12月末、はてなダイアリー「夢男のファーマーズ・トーク」を統合しました)

トム・クルーズとキャメロン・ディアスの映画2本

「ナイト&デイ」

Apple TV(初見)、☆4

トム・クルーズキャメロン・ディアスのノンストップ・アクション映画。
ヴィンテージ・カーのレストアが趣味のジューンは、飛行機の中でイケメンと知り合う。そのイケメンの名はロイ(トム・クルーズ)。実は彼はCIAから裏切り者として追われている諜報部員だった。彼は未来の鍵を握る技術を握っているらしい。一緒にいることで組織に追われることになったジューン。ロイの秘密とは…。そして、彼らは追っ手から逃れられるのか。

自分にとってトム・クルーズといえば「トップ・ガン」であり「カクテル」だし、キャメロン・ディアスは「メリーに首ったけ」以外は考えられないぐらい青春時代の思い出の映画。それが今、共演しているということは、ある意味で夫婦になったようなものじゃないかと妄想…。
そんな思いを胸に予備知識なしで観た「ナイト&デイ」は、何も考えずにものすご〜く楽しめた。二人とも年甲斐もなく、明るく活発。そのイメージは全く「カクテル」であり、まんま「メリーに首ったけ」じゃないか。ただし、イメージだけ(笑)。サービスショットの水着姿を観ると中年であることは到底隠しようがない。しょうがないよ。年取ったのだから…。でも、なんだか、こっちも安心した。だって、中年ががんばっているのだもの。
よくよく考えればご都合主義で、突っ込みどころ満載のこの映画は、観ていても全くそれが気にならなかった。それも、円熟したともいえる二人のスターの安心感のある演技。今の若い人がこの二人を観たら、おじちゃん、おばちゃんがんばっているな、と見るのだろうが、自分たち中年の夫婦にとっては、青年時代を彷彿とさせる思い出と想い満載映画。最近見た映画で楽しさ度は一番。本当に楽しめます。



バニラ・スカイ
Apple TV(初見)、☆4(マジソン・スクエアの人っ子一人もいないロケがすごいから…)

前述の二人に、ペネロペ・クルスが加わったサスペンス・ラブストーリー(SF風味)映画。「ナイト&デイ」からさかのぼること約10年前の映画。スペイン映画「オープン・ユア・アイズ」(未見)にクルーズが惚れ込んで、ヒロインそのままにリメイクしたらしい。
大手出版社の御曹司デヴィット(トム・クルーズ)は友人の連れてきた女性ソフィア(ペネロペ・クルス)に一目惚れ。プレイボーイな彼なのに純真な愛ゆえに何事もなく一夜を過ごす。次の日、現れたのは、恋人のジュリー(キャメロン・ディアス)。それが彼の運命を変えた…。
クルーズ&ディアス共演の第一作目。「ナイト&デイ」つながりで二人の共演作が観たくなったのだった。でも共演とはいえ、ヒロインはペネロペ。嫁さんとこの映画を観て二人の若さに驚き。だって、10年前だものね。自分たちを考えてもそうだろう、そうだろう。観ていてその純真さに心打たれます。だって、若さゆえの一生懸命さが伝わるから。
この映画の内容については一切書けない。だって、ネタバレしたら興味半減どころか台無し。映画「イ○○○○○○」「マ○○○○○○○○」(タイトル書いただけでネタバレ)を彷彿ともさせる。でも、よくできていて楽しめます。カート・ラッセルを始め、共演陣もなかなかのメンバー。クルーズのクルーズによるクルーズのための映画と言っていいと思う。
見どころなのは、映画冒頭、人っ子一人いないタイムズ・スクエアを疾走するクルーズ。こんなシーンはこの映画でしか観られないだそうだ。

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