NHKBS録画(2回目。初見は25年前ぐらいのNHK教育の映画劇場で)、☆4(ひまわり畑とソフィア・ローレンの迫力で)
ソフィア・ローレン、マルチェロ・マストロヤンニ主演の恋愛ドラマ。ヘンリー・マンシーニ作曲の主題曲があまりにも有名。
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出会ってすぐに情熱的な恋に落ちたジョバンナ(ソフィア・ローレン)とアントニオ(マルチェロ・マストロヤンニ)。すぐ結婚となるもアントニオは出征。徴兵逃れのため、精神病を装うもばれて東部戦線へやられる。戦後、いつまでたってもアントニオは帰ってこない。ジョバンナは夫を捜しにソ連へ行く。そこで彼女が見たものは…。
この映画は、とにかくソフィア・ローレンの情熱的な演技が圧巻。夫を思う気持ちが映画を見ているこちらにじんじん伝わる。なので、彼女にソ連に夫を捜しに行く行動力があっても、まったく疑問の余地がない。また、それ以上に圧倒されるのが、ソフィア・ローレンが訪れたソ連での見渡す限りのひまわり畑。丘一面の戦没者の墓標。ゾクゾクしてくる。これぞ映画だ。とにかく、この映画のソ連ロケの映像がすばらしい。*1
この映画を初めて観たときは学生だったこともあって、正妻のソフィア・ローレンよりもソ連での妻のリュドミラ・サベーリエワが綺麗で優しそうで、そちらの側に気持ちになっていた。でも、何十年もたった今見ると、年取ったことを心配するソフィア・ローレンの台詞が痛いほど伝わる。気持ちを優先するか、現実を取るか…。大人の選択と苦悩は、今、年を取ってみてわかったのだった。