Farmer's Talk Pop

(2018年12月末、はてなダイアリー「夢男のファーマーズ・トーク」を統合しました)

いよいよ、はじまるか!

明日から稲刈開始。昨日今日と9月とは思えない低い気温。やっぱり異常な年だ。他にも、柿の木に実が少ない、小豆の実入りが悪い、白菜やブロッコリの生育不良など目に付くところだ。8月の連日の高温の影響だろう。ハウスの抑制キュウリも非常に調子が悪く、おそらく収穫量は例年の三分の一。もともと収量の多い作型ではないが、入るはずの収入が減るのは非常に痛い。
天気のいい先週の土日は長女の吹奏楽部の定期演奏会ということで、役員である自分が2日間とも駆り出されて、稲刈はパス。その後の大雨。明日以降は天気が回復予定だから、作業は安心だろう。
tsujiiさんのブログ(http://d.hatena.ne.jp/tsujii_hiroaki/20100924)の子孫へのメッセージから影響を受けてちょっと書いてみる。

夢男の子孫たちへ。家族みんなで仲良くしているか。私は君たちのじいさんのじいさんの親、わかるところで言えば、永じいさんの父親だ。
農業を営んでいた私はたいして大きなこともできず、できたことといえば、農業をしながら、永じいさんら4人の子供を育てることだけだったが、長い目で見ればそれが一族の繁栄のはじまりだったことになる。ずっと同じところに住むことが一族の繁栄といえるならば、その道を選んだのは私だ。同じところにただ住むだけではなく、その土地に良く住むつもりならば、農業を営むしかない。若かった私はそう考えた。「いい勤め」と言われるものは、たいてい「家」から離れなければならない。経済的には安定するが、大きな時間の流れで考えた場合、その判断は非常に危険なものだ。代々の「土地」と「家」へのこだわりが無くなるからだ。
これを読んでいるということは、ここに住み続ける決断をしたのだな。うれしいぞ。私が死んだ後の「化石燃料枯渇」「地球温暖化」「食糧危機」を乗り越えてよくがんばって生きてくれた。よくここに住み続けてくれた。うれしいぞ。
家から一キロほど山にある溜め池「堤」は今もあるか。夢男家がここに住み続ける理由がそこにある。それがすべてだ。それだけは子供たちにも言い聞かせて欲しい。皆の繁栄を望む。

ちょっと、tsujiiさんにインスパイアされちゃったな。