Farmer's Talk Pop

(2018年12月末、はてなダイアリー「夢男のファーマーズ・トーク」を統合しました)

ちょいと昔が舞台の映画

昨日は一日寒い雨。今日も気温は低い。昨日一日ビニールトンネルを掛けたまま。二日間キュウリにビニールを掛けたままだと病気が心配なので、ちょっと気温も上がったということで剥がす。そしたらそのうちのハウス一棟でキュウリが倒れているのを発見。ネズミの食害だ。その数、20本。やられた!今年はないのかと安心してたらこれだ!

松本清張傑作映画ベスト10 1 砂の器 (小学館DVD BOOK)

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さて、昨日は仕事がないことを幸いに、先日の「鬼畜」に引き続き映画を見た。日本映画の名作「砂の器」。すべては蒲田の操車場で起こった殺人事件から始まる。なぜ、その老人は何者か。なぜ、殺されたのか。すべての謎はある親子に収束する。とても涙なしでは観られない。これ以上、書けない。刑事役の丹波哲郎をはじめ、緒形拳など豪華俳優陣。「鬼畜」と同様、監督は野村芳太郎。音楽は芥川也寸志。「鬼畜」と同様の日本縦断本格的ロケ。まさに昭和の映画である。映画が投げかけるメッセージは重い。この映画も父と息子の映画だ。すべての息子を持つ父親に観て欲しい。そんな意味では、嫁さんは母親も描いた「鬼畜」のほうが感情移入できたようだった。
あまりにも重厚な映画だったので、その反動でレンタルで他の映画を借りてきた。「オースティン・パワーズ・ゴールドメンバー」。例のシリーズの第三弾。これですべて観たことになる。借りてきて、さっそく観てたら「お父さん、またそんなのみった〜」と嫁さんと長男。「だって、おもしろいも〜」。なんか、はまったちゃうんだよな〜、この映画。お下劣さは変わらないが、今回は裸踊りはなし。セクシーな相棒との絡みもあんまりなし。なんだか、見やすいぞ。見始めて驚いたのなんのって、今回の豪華ゲスト。いつも、バート・バカラックはじめ、ハリウッドの有名俳優、アーティストがカメオ出演しているのだが、今回はさらにパワーアップ。オープニングでかなりの予算使ったのだろうね。予備知識なしで見ることをおすすめ。テーマ曲、クインシー・ジョーンズの「Big Band Bossa Nova」は、この映画を見てから、聞くたびに「オースティン・パワーズ」の顔が浮かんでくるようになってしまったのが失敗。それほど音楽の印象の強いシリーズ。テーマ曲と共に繰り広げられるパワーズのダンスシーンも好き。今回は、「ミッション:インポッシブル」風映画(超!超!豪華スター勢揃い)の撮影現場〜「雨に唄えば歌えば」&「シェルブールの雨傘」&「白鳥の湖」風〜オーケストラでのアフレコ現場(なんとクインシー・ジョーンズ指揮のオーケストラ演奏。メロウな雰囲気に変わるのが絶品!)〜ブリトニー・スピアーズとのダンス、といった仕様。素晴らしすぎて、泣けてきた!「砂の器」は父と息子の映画だったが、この「オースティン・パワーズ・ゴールドメンバー」も図らずも父と息子の映画だったというオチ。映画は音楽が命。上の二つの映画がらみで、iTunes芥川也寸志の「八甲田山」のテーマとクインシー・ジョーンズの「Big Band Bossa Nova」をダウンロードしたのだった。