Farmer's Talk Pop

(2018年12月末、はてなダイアリー「夢男のファーマーズ・トーク」を統合しました)

老人と赤ん坊

暖かい日が続いていたのに、今日は久しぶりの寒さ。午後からは雪だ。もういいだろうと家の前の舗装の融雪パイプを片付けてしまった。ちっ、ちょっと早まったか。ビニールハウスの作業も肥料散布はほぼ終わり、トラクターで耕耘して定植ベッドの準備。来月上旬の定植だから作業は予定どおり。
今期から始めたジャストシステムxfy plannerによる農作業記録はなかなかいい。通常のカレンダー表示のスケジューラーの他に、ガントチャートや「山積みスケジューラー」という時間を気にせず予定を組めるモードに簡単に切り替えられる。イベントとToDoが区別無く表示できるのもいい。今後の作業予定をキュウリの作型別*1プロジェクトにとりあえず時間のないタスクとして登録しておく。作業が終わったら、それに作業メモ等を書き込む。ノート項目としてテキストも画像も記録できる。作業と作業を線でつないで、ガントチャートで表示するとあら不思議、作業の流れが一目瞭然。

ベンジャミン・バトン 数奇な人生 [DVD]

ベンジャミン・バトン 数奇な人生 [DVD]

レンタルDVDは「ベンジャミン・バトン 数奇な人生」を見る。先日は婦人のアンジェリーナ・ジョリーの映画を見たが、今回はその旦那のブラッド・ピットのヒューマンドラマ。老人の風貌で生まれた赤ん坊、ベンジャミン。育つにつれてどんどん若返っていく。子供の内面で老人の外見。体と心がマッチしたのはほんのひととき。愛する人との幸せな日々はそう長くは続かない。大人の知識で若くなればいいのに、と誰もが思うこともある。だが、それが現実になったときはほんとうに幸せなんだろうか。子供への愛情。妻への愛情。老いるとは。生きるとは。人生を生きる意味をいろいろ考えさせてくれる秀作。子供と老人と家族愛、そして人生。これらが出てくると泣けてきてしまう。ただの恋愛よりも深いのだ。「セブン」デヴィッド・フィンチャー監督作品だが、全然こっちの方がいい。ブラッド・ピットというとどうしても変態の犯罪者とイメージがつきまとう。ピットを最初に見た「テルマ&ルイーズ」「カリフォルニア」の犯罪者や「セブン」インタビュー・ウィズ・ヴァンパイア」のような猟奇的な映画の印象が強いからだ。それに対して、「リバー・ラン・スルー・イット」のような繊細な心を持つ人物を演じるのもうまい。最近では有名になったせいか、この「ベンジャミン〜」のようにいい人役ばかりだが、あれほど憎たらしく思える犯罪者になりきることができるというのは、何ともいえない魅力がある。「ベンジャミン〜」の役者はみんなうまい!デイジー役のケイト・ブランシェット、謎の人妻、ティルダ・スウィントン。心優しき養母のタラジ・P・ヘンソン。極めつけは、マイク船長役のジャレッド・ハリス。あのリチャード・ハリスの三男らしい。みんな、さらっとしていて、実はさりげなくうまい。劇中の好きな場面は、息子を戦争で亡くした時計技師のエピソード。どこかで似た映画見たな、と思っていたら、脚本が「フォレスト・ガンプ」と同じだった。恋人との関係とか、母親の扱いとか。船長との関係もそう。でも、嫌いじゃないでよしとする。

*1:半促成ハウス栽培、夏秋露地栽培、抑制ハウス栽培等