Farmer's Talk Pop

(2018年12月末、はてなダイアリー「夢男のファーマーズ・トーク」を統合しました)

「サーカス」がキター!

とはいっても、空中ブランコあり、猛獣使いありの「あれ」ではない。
昨年秋、隣町に宝くじ後援の「Coba」のコンサートがあった。それと同じ企画のものにまた行ってきた。隣の隣町に4人組コーラスグループの「サーカス」が来たのだ。前売り2000円の音楽的コストパフォーマンス最高のこの企画を夢男たちが逃すはずがない。「Mr.サマータイム」を生で聞きたい!
夕方5時半からの開演で、公演は3部構成。サーカスのおなじみのナンバーやオリジナル曲をピアノトリオとの第1部。映画音楽の名曲をストリングスを加えての第2部。そして地元の町民合唱団との第3部。途中、休憩を含めて2時間半。長時間でボリュームたっぷりだが、全く疲れない。ぜんぜん昔から変わらないあのハーモニーを充分に堪能した。

第1部はサーカス・サウンドは名曲「スマイル」から「アメリカン・フィーリング」「Mr.サマータイム」、そして最新アルバムでのさだまさしの曲だという「桜桜咲くラプソディ」まで7曲。弟夫妻の自作曲「ちゅらうた」が印象に残る。

第2部、映画音楽特集。「星に願いを」のあと、姉弟4人がそれぞれ1曲ずつお気に入りの作品をリード。中でも長男の選択は「What A Wonderful World」(「グッドモーニング、ベトナム」)。コーラスバージョンのこの曲もよかった。そして「男と女」から「タイタニック」まで12曲をメドレー。中でも今回のコンサートで唯一のインストゥルメンタル「メリー・クリスマス・ミスター・ローレンス」は、ストリングスがメインで前後のサーカスのサウンドをさらに際立たせた。

第3部はサーカスと地元混声合唱団、少年少女合唱団とのコラボ。「上を向いて歩こう」「風になりたい」の2曲。まあ、1部2部だけでも充分だったのだが、これがないと補助を受けてのコンサートとしてはやりづらいのかもしれない。それはともかく、これもよかった。

さすがベテラングループだけあって、安定して落ち着いたMCと応対。帰りはこんなことは珍しいと思うのだが、玄関ホールにてメンバーの見送り。サーカスの4人だぜ。びっくり。ただし、女性陣と握手できるのはCDを買った人だけ。買わなかった人でも長男と握手はできたというのは、さすが「サーカス」のサービス精神。コンサートにきた人みんな、気持ちよく帰っていった。

夢男たちもCDを買う。アカペラの「Mr.サマータイム」と「ちゅらうた」が聞きたいのなら、これ。

Sound Circus -Heart V-

Sound Circus -Heart V-

コンサートもお金を出したからといっていいものとは限らない。こうして安くてもいい音楽が生で聞けるということはものすごくいいことだ。悪くない「宝くじ」のコンサート企画。逃さないようにアンテナ、張っとかなくては。

あっ、そうそう、宝くじは当たらない夢男家。でも、今回のコンサートの抽選番号で宝くじ特製オルゴールが当たる。曲はもちろんサーカスの「アメリカン・フィーリング」。
やるね、宝くじ。