Farmer's Talk Pop

(2018年12月末、はてなダイアリー「夢男のファーマーズ・トーク」を統合しました)

ゴッドファーザー Part3

これでこのシリーズ、全部見たことになる。前2作と比較して、この3作目はいまいち。マーロン・ブランドの1作目、ロバート・デニーロの2作目の圧倒的迫力が薄れたような感じ。前2作が「大河ドラマ」だとすると、3作目は「連続ドラマ」といったような印象。
この映画のダメなところ。タリア・シャイア「コニー」、本筋に絡みすぎ。ロバート・デュバル「トム」がでていない。「マイケル」と「トム」の息子、なんて地味な扱い(コッポラの娘さんと比べて)。「マイケル」の腹心たち、前2作に比べて迫力不足。コルレオーネ家の「昔」がうまく伝わってこない(フラッシュバックが多用されているにも関わらず)。「愛のテーマ」は劇中で歌ってほしくなかった。
いいところ。新弁護士役ジョージ・ハミルトン、悪くない。「ソニー」の息子アンディ・ガルシア、最高(唯一、前2作からの雰囲気と迫力を伝えていると思う)。出てなくても伝わる、ジョン・カザールの存在感。家族を大切にできず、失意のまま逝く「マイケル」の場面、1作目のテーマ「家族愛」が際立つ。
もう一度、1作目を見ようと思う。