うちの男の子、なーくんは恐竜が大好き。いつも、恐竜のフィギュアで遊んでいる。いわきの化石石炭館で買ったものなのだが、さすが博物館のおみやげ物だけあって、結構リアルなもの。子供だましじゃない飾っていても見栄えがする。あっ、実物を知らないんだから、リアルという表現って、適当でないか。まあそんな感じということです。定番のティラノサウルスをはじめ、プテラノドンなど１０体ほどのフィギュアのセットなのだが、お気に入りはブラキオサウルス、トリケラトプス。どちらも愛嬌がある。ティラノサウルスはどうしても悪者役になるようだ。なーくんの世界では、いつもやっつけられている。
上のお姉ちゃんたちが見るようにと買った百科図鑑だが、恐竜のページだけはなーくんが見て、しわくちゃのよれよれ。女の子は見向きもしないのにこんなに興味津々で、女と男の思考の違いを実感。教えたわけでもないのに、なんでだろう。
そんななーくんのお気に入りの本が『きみはほんとうにステキだね (絵本の時間)』（宮西達也作）。やっぱり、恐竜の本です。本屋で彼がこれを選んだときには、そのかわいくない主人公のティラノサウルスの絵を見て夢男と嫁さんはひいてしまったが、逆にそれが興味をひいてしまったらしいのだ。でも、内容を読んでみると、すごくいいお話。友達とは。友情とは。優しさとは。思いやりとは。そんなことを子供たちに考えさせてくれるいい絵本です。ある意味、大人が読むべきかもしれません。
