Farmer's Talk Pop

(2018年12月末、はてなダイアリー「夢男のファーマーズ・トーク」を統合しました)

TRONキーボードを組み立てる・2日目

こういう作業はその気になるとサクサク進むものである。ダイオードの取り付けだけにしようかと思っていたのだが、あまりにサクサク進んだので、pro microへのファームウェアの書込まで終えてしまった。

今日(2/22)のTL Split Keyboard 16mm Rev1の組立

ダイオード(1N4148) 72本をPCB「裏面」に取り付ける。取り付けの向きは、ダイオードの黒い線のほうを四角い穴側にする(極性があるので)。持ち上げた時に片方のリードをハンダ付けしてからそのリードをニッパーでカットし、PCB1枚が終わったらもう片方のリードをハンダ付けして完成させる。若干、ダイオードが浮いたり、穴から余分なハンダが落ちて玉状になってしまった…。もうちょっと丁寧に作業しないといかんな。

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  • 抵抗をハンダ付けする(所要時間5分)

4.7kΩ抵抗 2本を「左側」PCBの「表面」に取り付けハンダ付けする。取り付けの向きは、極性が無いので気にしなくてもよい。

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  • TRRSジャックをハンダ付けする(所要時間5分)

TRRSジャック 2本を左右PCBの「裏面」に取り付けハンダ付けする。

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  • リセットスイッチをハンダ付けする(所要時間5分)

リセットスイッチ 2本を左右PCBの「裏面」に取り付けハンダ付けする。

  • pro micro基盤をハンダ付けする(所要時間10分)

まずpro micro基盤にコンスルーをハンダ付けする(2組)。それを左右PCBの「裏面」に取り付ける

→「取り付ける」だけでよかったのに…失敗。誤ってPCBにハンダ付けしてしまった…。問題はないらしいのだが、万が一、pro micro故障で交換の時、pro microはもちろん、多数のキースイッチのハンダをはがさなくてはならなくなる…orz。うまく動作することを願う。

→ そもそも、このハンダ付けしないコンスルーは、遊舎工房で販売しているコンスルー(スプリングピンヘッダ)であり、今回購入したpro microに付属していたのは通常のピンヘッダだった。経験不足。無知。

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TRONキーボードを組み立てる・初日

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大雪も落ち着き、申告も片づいたので、ちょっと前に購入した satromi さん製作のキーボードキット「TL Split Keyboard 16mm Rev1」を作り始めている。自作キーボード界で唯一販売されているTRONキーボードだ*1。これはオリジナルのTRONキーボード同様、人の手のサイズが考慮されていて、本家のM、Lサイズにあたるキーピッチ16mmと18mmの2種類がある。現在常用しているμTRONキーボードはキーピッチが17mm。自分の手にあっている。同じようなサイズの16mmは試作品が販売されていたのだが、ようやくRev1が出たのでここぞと思い買ったのだ。

数年前からネット界隈では自作キーボードが盛り上がってきているようで、“クリエイターによる創作の総合マーケット“ サイトのBOOTHでは、いろんな自作キーボードキットが売られている。2年ほど前からTwitter でも自作キーボード界は盛り上がっていてとても楽しそうで、できれば仲間に加わりたかった。彼らはとても若いのだ(推定)。文字通り畑違いだが、僕も自作キーボードを作ることで、畑でキュウリを作るのとは違うなにかを取り戻したかったのだ。あるいは若さをとりもどせるような気がしたのだ。自分でなにかを作りたかった。他の自作キーボードとちょっと異なる配列のTRONキーボードとは、そんな自分にちょうどよく出会ったのだ。

TRONキーボードについては、先のsatromi さんのblog 埋立地の記憶が詳しい。自作TRONキーボードの製作の経緯とTRONキーボードの歴史が解説されている。

また、僕は変わり種キーボードに関しては無駄にこだわりがあって、これまででもいくつかの変わり種のキーボードを手にしてきた。それらは以下。

  • KINESIS社 “Advantage MPC USB/QD” / Dvorak配列で15年ぐらい使っている。でかいのが難点。

kinesis-ergo.com

  • TypeMatrix社 “TypeMatrix 2030”(旧モデル、PS/2接続) / キータッチがよくなかったし、数年で壊れた。格子配列はあわなかった。

www.typematrix.com

  • X-Bows社 “X-Bows 1.0” 未使用。新TRON配列対応なので下記のμTRONキーボード予備機として。

x-bows.com

  • 今現在使っているパーソナルメディア社の“μTRONキーボード” / 新TRON配列で使っている。

www.personal-media.co.jp

  • この他にもドイツ製のAdobe Premiere用キーボードとか、子供用の小型キーボードとか、値段にもよるけど変わり種のキーボードを衝動買いしてしまうことがあるのだ。

今日(2/21)のTL Split Keyboard 16mm Rev1の組立

  1. ダイオードのリード加工(所要時間30分)

72本のダイオード(1N4148)をサンハヤト リードベンダー RB-5を使ってコの字型に曲げる。この道具を使わなくてもできるけど、仕上がりがきれいだし、とても楽ができる。

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*1:市販品では「エスリル ニューキーボード − NISSE」がある。完成品以外に自分で作れるキットもある

換気扇の交換

台所の換気扇の羽が開かなくなり、水蒸気や煙が外に出ていかないという大変な状況になってしまった。前回取り付けてから20年以上経っているから、壊れても当然ではある。蓋を開けてのぞいてみると、外に面している3枚の羽が銹と汚れで動きづらくなって、ほとんど開いていないではないか。おまけに年数が経ちすぎて型番のシールが読めない。メーカーもわからない。ネットでそれと同じような機器を探したら、似たような色と形の製品があった。その型番をさらにググるとブログに取り付けた事例をアップした人がいる。それを読むと故障も同じ状況だし電源のコネクタも同じで、交換用の機器であることが分かったので、安心して注文することにした。

年末に大掃除をした際、劣化してはずれなかった羽根部分以外はきれいにしたので、分解方法もわかっているし、先のブログ記事で手順も確認しているから、さくさくと作業は進んだ。壁の木枠に換気扇の上部から突っ張り棒のように出ているネジと4箇所の木ネジをとると簡単に換気扇本体がはずれた。後は新しい機器をはめて、コネクタを接続するだけ。

電源を入れるとまるでレシプロ機が飛び立つかのように回転羽根の風切り音が聞こえてきた。そうなのだ、こうでなくては排気はされないのだ。

それにしてもこんなに年月が経っているのに交換用の機器が売られているというのは、とてもすばらしい。買って壊れると捨てるだけの昨今、とてもすがすがしい気持ちになった。