Farmer's Talk Pop

(2018年12月末、はてなダイアリー「夢男のファーマーズ・トーク」を統合しました)

会津若松へ再び(2日のこと)

長男の発熱で急遽帰宅となった会津行きの最大の目的「子供たちの鶴ヶ城登城」。キュウリの定植準備が一段落したので行ってきた。前日夜の強風で一棟ハウスの屋根ビニールが破かれてしまったのだが、そのハウスの定植はもともと22日なので、とりあえずほっといていきました。いずれにしても一部ビニールの交換が必要だったハウスなので、まあ想定内の出来事。だからといって、うれしいことではないが。

自分は一昨年の直売所の研修旅行で既に見ていたのだが、嫁さんは13年ぶりの鶴ヶ城で、いろんなところがきれいになったことにびっくり。当時、婚約期間中に嫁さんと来たのだった。以前は階層ごとにちょっとした展示品があっただけだったように思ったのだが、すごく今風にディスプレイ&解説されている。まあ、天守閣からの眺めは変りようがないわけで、今回は風が寒くて、写真を撮るとみんな早々に退散。確か、前に来たときは二人でゆっくりと景色を眺めてたような記憶が・・・。そんな意味では、今回は子供4人が加わっているわけで、状況の変化はやむを得ない。
城の売店で子どもたちがそれぞれ欲しいものを買うと、次は「お腹空いた」の大合唱。すぐ近くのとんかつ屋で定食を食べた。よほどおなかがすいてたのか、出てきたものはすべてペロリと平らげた。
そして、隣接する福島県立博物館へ。地方の博物館って、入ってみるとがっかりすることが多いのだけれども、ここは違った。福島というか、会津の歴史もよくわかるのだが、それは結果的に自分たちの地元をよく知ることとなった。展示されている内容に自分たちの暮らしに関係したものがものすごく多いのだ。家で話さない我が家のルーツとか、家出のいろんな作業や行事の意味を、展示品を見ている中で子供たちに自然に話せたのが何よりの収穫。家であらたまって話すことなんてないから、こうした家族での遊びの中での「勉強」は、結果として親にとってもかなり有益こととなった。博物館の売店で図録『稲とくらし』を買う。稲作りの歴史を豊富な写真で解説。なかなか、こうしたわかりやすい本は見つけられなかったので、見つけてちょっとうれしい。さすが『会津農書』の国。博物館全般においても、我が県とは違う、歴史の深さいうか、豊かさというか、余裕が違うと単純に思った(我が県、ごめん)。ということで、大人も子供も楽しく学べた博物館でのひととき。
今回の夢男家の会津若松への旅は、お腹も脳みそもいっぱいになって終わったのだった。