Farmer's Talk Pop

(2018年12月末、はてなダイアリー「夢男のファーマーズ・トーク」を統合しました)

「ガタカ」

レンタルで借りてきたDVD観る。最近、末の男の子が仮面ライダーを観たがるので、時々借りてきている。この何週間で「仮面ライダー1号」から始まって、「ブラック」に至る。借りてきたのは親子の仮面ライダー談義が成り立つ旧作中心。夢男が子供の頃、リアルタイムで観たのは「ストロンガー」まで。息子は保育園でちょっと前の「カブト」「龍騎」や「ブレード」を観ていたようだが、親の世代の仮面ライダーシリーズは初体験だったらしく、はまってしまったらしい。ちょっと観たところ、今の仮面ライダーはかなりあか抜けてるね。武器も玩具の販売を考慮して、かなり凝ったものになっているし。しかも物語は複雑そう。その点、自分たちが観てた古いタイプの仮面ライダーは、難しい設定なし、闘いはチョップ・パンチ・キックが基本、テーマソングが歌いやすい、ということで子供にとっても分かりやすいものだったようだ。息子は「仮面ライダーV3」のテーマを歌いまくっている。「ライダーマン」なんて、哀愁がだたよって、いま観てもとても新鮮。シリーズの最高はやっぱり「V3」でしょうか。


いつも5枚で1000円の時ばかり借りるのだが、子供の物ばかりだとテレビに釘付けでもまずいので、お姉ちゃん向けの「名探偵コナン」とかジブリ作品、そして大人向けの洋画なんか借りてきている。今回、嫁さんと観ようと思って借りてきたのが、SF映画ガタカ」。最近SFづいていたわけだが、この作品もかなりおすすめ。先日観た「テイキング・ライブス」のイーサン・ホーク主演。元奥さんのユマ・サーマンも出てる。この映画がきっかけで結婚したのだね。離婚したようだけど。
あらすじ。遺伝子によって将来が決まる近未来。イーサン・ホーク演じるビンセントは、遺伝子の「不適格者」。ジュード・ロウ演じる足の不自由なエリートの協力で宇宙飛行士を目指すのだが・・・。
SF映画とはいっても、それほどSF臭くはないので、充分普通のドラマとして観れる。主演の2人もだが、ジュード・ロウがこれまたいい。らせん階段のシーンは名場面だと思う。全編、落ち着いたトーンでもの静かに物語は進行する。音楽は「ピアノレッスン」「髪結いの亭主」のマイケル・ナイマン。どおりでいい雰囲気なわけだ。宇宙企業のガタカ社の建物がF・L・ライト設計のマリン郡庁舎。この建物の背後の山々から宇宙船が飛び立つ場面は、宇宙好きならグッとくると思う。最近宇宙づいていた夢男なので楽しめた。SFが苦手な嫁さんも思わず食い入るように観れた、とてもおしゃれで人間くさいドラマでした。

ガタカ [DVD]

ガタカ [DVD]