Farmer's Talk Pop

(2018年12月末、はてなダイアリー「夢男のファーマーズ・トーク」を統合しました)

追悼 キャリー・フィッシャー

昨日、起きてTwitterを開いたらキャリー・フィッシャーが亡くなったというとても悲しいニュースを知った。先日、飛行機内で心臓発作で倒れたらしいけど、容態は安定してると報道されてたから安心してたのに・・。
先日、息子と「スター・ウォーズ」エピソード4の前日譚*1ともいえるべき映画の「ローグ・ワン」を観てきてからそれほど経ってないこともあって驚いた。息子にも話したらやはりとても驚いていた。

僕は「スター・ウォーズ」に劇場で観たのはエピソード6の「スター・ウォーズ ジェダイの復讐*2からで、4と5はその後、洋画劇場かなんかで観た。一般的にはレイア姫役のキャリー・フィッシャーというとエピソード4の白い裾を引きずるような服を着ていて、少しぽっちゃりした十朱幸代似の女の子というイメージ。でも僕のキャリー・フィッシャーはあくまで「ジェダイの復讐」の金属ビキニの美女。当時、愛読していた寺沢武一の漫画「コブラ」に出てくる優しくて強くてカッコイイ美女なのだ。

彼女に関して忘れてはならないことがある。僕の大好きなアーティスト、ポール・サイモンの妻だったということだ。1983年「ジェダイの復讐」公開の年、ポール・サイモンはアルバム「ハーツ・アンド・ボーンズ」を発表した。その頃、ポールとキャリーは短かったけれども結婚生活を送っていたのだ。どんな結婚生活だったのか。先のアルバムの同名曲「ハーツ・アンド・ボーンズ(心と骨)」が彼らの結婚生活を歌っているといわれてる。訳詞をみるとなかなかシニカルな内容だけれども、曲はとても美しい。ポールはそのキャリアの長さの割に出してるアルバムがとても少ない。ポールファンには一般的でないけども、僕はこのアルバムが一番好きだし、彼の最高傑作だと思っている。

ハーツ・アンド・ボーンズ(紙ジャケット仕様)


今回のキャリーの訃報に対してポールはコメントを出している。


これを愛と言わずして何と言おう。いろいろあったと思うけど、ポールのこの「ハーツ・アンド・ボーンズ」がキャリーを追悼するのに最もふさわしい曲だと僕は思うのだ。安らかに、キャリー。


<追伸>
ここまで書いたとき、またもやTwitterで訃報が流れた。キャリーの母であるデビー・レイノルズが亡くなったそうだ。なんてことだ・・・。娘の死を受けてデビーが望んでいた母娘が一緒になること。それが彼女たちへのせめてもの慰めなのかもしれない。

*1:国語辞典に無い造語ということもついでに知る。よく見かけるのでてっきり後日譚と同じように元からある言葉かと思ってた・・

*2:今は「ジェダイの帰還」になってるけど、高校生の僕が観たのは「ジェダイの復讐」だから、誰がなんと言おうとこのタイトルなのだ!!