Farmer's Talk Pop

(2018年12月末、はてなダイアリー「夢男のファーマーズ・トーク」を統合しました)

最近の何本か

・DVD「華氏451
レイ・フラッドベリ原作、フランソワ・トリューフォー監督作品。焚書がテーマの有名すぎる映画を初めて見る。冒頭から斬新な映像。なんとクレジットが音声のみ。劇中のモノレールといい、昔のSF映画の雰囲気が楽しめた。本を読まなくなって、TVばっかり見る未来って、この間行った東京の電車の中と同じってこと(言い過ぎ)!? 撮影は「アラビアのロレンス」「ドクドル・ジバゴ」のニコラス・ローグ。DVD発売待ちの「赤い影」は監督作品らしい。そっちも興味がある。

GyaO「チョコレート」
ハル・ベリーがアカデミー最優秀主演女優賞。重く苦しくて、ちょっと苦手な部類の映画。主演の二人より、物語前半に出てくるヒース・レジャーが印象的だった。これをハッピーエンドといっていいのか・・・。タイトルが「チョコレート」とあるからジュリエット・ビノシェの「ショコラ」と内容が似てると思ったら大間違い。どっちかというとカカオ95%ぐらいの本格的ビター映画だと思う。

GyaO「個人教授」
同じ年代、同じく音楽フランシス・レイの「男と女」と比較すると、「個人教授」は見るのが遅かった、と思えた映画。独身の時だったら、また違った印象だったはず。父であり、母である「男と女」の方が、今の自分が感情移入しやすい分(どっちもありえないけど)、大人の映画といえる。まあ、イタリア映画の年上女性ものと比べると充分大人な恋愛ではあると思うのだが(偉そうにいえる立場でもないけど)。「男と女」のフォード・マスタング、「個人教授」のランボルギーニミウラ。真似すべきはスポーツカーからか(笑)。