暖かな毎日でどんどん雪が融けてくる。すると純白だった積もった雪の表面が、だんだんと赤茶けて汚くなってくる。雪の中に埋もれてた除雪機に飛ばされた土が出てきたのだ。こうなると土の部分が太陽の熱で温められて、さらに雪が融けてくる。
外でも上着のいらない暖かさなので、窓の開いていないビニールハウスの中はまるで真夏。その中で肥料を何袋も散布するのはちょっと大変。パンツまで汗だく。この作業で気をつけなければならないのが、ぎっくり腰。間違っても、腰を落とさずに肥料袋を持ち上げてはいけない。
今まで、農閑期でそうハードな仕事はしていなかったので、この元肥散布はいってみれば、ウォーミングアップ。これから徐々に仕事に体を慣らしていくのだ。
