Farmer's Talk Pop

(2018年12月末、はてなダイアリー「夢男のファーマーズ・トーク」を統合しました)

ずっと続くこと

今日は夢男家で管理している「堤」(江戸時代に作られた山の中のため池)に祭られている弁財天の祭りの日だ。本来ならば、旧暦の日がその日なのだが、山の中は雪がいっぱいで行けないので、ちょうど田植え前で、この時期に行くようになったようだ。赤飯とお神酒、「冷や汁」などの「お参りセット」とおやつを持って、嫁さんとなーくんと3人で行く。


途中、農道から山道となる。ここでなーくんの歩きは終わり、夢男におんぶ。昔、亡祖父におんぶして同じようにこの山道を登ったのをよく覚えている。また、おなじことは繰り返されるのだ。ちょうど、ため池の中に「半島」になったところがあり、そこに石造りの祠がある。それが「弁天様」だ。「お参りセット」をお供え、お灯明をつけ、お参り後、赤飯を食べる。それから堰堤でワラビ取り。嫁さんはここでのワラビ取りが大好きなのだ。ここでは車の音も何も聞こえない。誰もいない。自分が「人」であることをすごく意識する。自分にとって唯一、自然を神聖に感じる場所なのだ。