Farmer's Talk Pop

(2018年12月末、はてなダイアリー「夢男のファーマーズ・トーク」を統合しました)

事務仕事の効率化

e-Tax元年となったこのオフシーズン。設定は大変だったけどできたら申告は簡単でこりゃいいわ。更なる事務仕事の効率化を進めるべく、キュウリの市場出荷の仕切書の集計作業に使っているデータベースソフトFilemaker Pro伝票テンプレートのバージョンアップに取りかかった。

これまでMac OSのバージョンアップ、Filemaker Proのファイル形式の大幅な変更に伴うこのソフトのバージョンアップしかしてこなかった。3.0の頃から使っているソフトなのだが、手軽なカード型データベースソフトとしてしか使ってこなかったのだ。今使っているのはVer.18なのだが、そもそも複雑なリレーションや複数のテーブルが使えるようになったというのに、キュウリ仕事が忙しいからと最初作ったカード型データベースのまま使い続けてきたのが大間違い。繰り返しフィールドや別ファイルのルックアップを捨てなかったのがまずかった。今さらちょこちょこと変えようにも進化したソフトの機能にもはやついていけない。しかしこのままではいけないと一念発起。Filemaker Proをあらためて勉強しなくてはとテキストを探したのだった。

しかし今どきは書店のパソコン書コーナーというとこは、マイクロソフトのオフィスのための解説本がほとんどで古株とはいえ、Filemaker Proの本はないに等しい。いや通販だとあることはあるのだが、目的に合っているか実際に手に取ってみないとわからない。そんなことで、ネットの情報を集めてなんとか見つけることができたのが『新・リレーショナルで極めるFilemaker』という書籍。今さら知ったのもなんなんだが…。

バージョン的には10ほど古い本なんだけどいやいやどうしてどうして。これが優れものだったのだ。ソフトの使い方というより、データベースソフトのリレーションについて、考え方から丁寧に教えてくれるのだ。それがとても分かりやすい。たった一日でここ10年懸案だった伝票集計システムができ上がったではないか。

ポイントはテーブルに分けること。データにはテーブルごとにIDを付けること。そのIDを使い、データはリレーションで引っ張ってくることを心がけること。まだ調整は必要だけど、これでこれまでのようなFilemakerでごちゃごちゃして、エクセルに渡してごちゃごちゃチェックして、さらにごちゃごちゃすることにはならなそう。少なくとも4日間の時間短縮になるはず。やった!