Farmer's Talk Pop

(2018年12月末、はてなダイアリー「夢男のファーマーズ・トーク」を統合しました)

白の中での雑感

先週、3日間ほど雪が降り続いて、ビニールハウスの除雪を毎日やったあとは天気も落ち着いて一安心。ホウレンソウの収穫は遅れてて生育待ち。3回目以降の播種がちょっと遅かったのかも。これは作業と天気の問題だから仕方がなかったことなんだけど。

今シーズンはいつもになく読書ができている。積ん読の消化が進む進む。キュウリの仕事や世間のこととか、色々と考えることが多いからそんなことから逃れるため、いや、よりもっと本質を知るため考えるために読んでいる。と言うとかなりカッコイイ言い方。ほんとは単に好きなものを読んでいるだけなのだ。何を読んでいるのかじゃんじゃん書きたいとこなんだけど、自分の読んだ本を公開するのは頭の中を輪切りにして大公開するようでとても恥ずかしい。それに図書館で個人の貸し出し情報が絶対に公開されないように、こうしたことは作家とか著名人でないとメリットはないかもね。

映画もたくさん見てる方。これも語りたいけど、ブログへの感想が追っつかない。ドラマでもSFでも映画はなんでもそうだけど、所詮、人を描いているのだね。わからないのは人間そのものなんだね。

フィルムカメラも始めようとしてる。祖父の古い国産フィルムカメラを引っ張り出してきた。そして頂き物カメラ。とても昔のものとは思えない存在感。大きく、重く、冷たく、そして温かい。それに対して感じる現代のデジタルカメラのはかなさ。

少し前に始めた親指シフトで文章を書くこと。デジタルなのにとても気持ちはアナログ的。画像や動画などのメディアが溢れる時代なのに、いまさら新しく日本語エディタのアプリを使うことの新鮮さ。

新しいものは好きだけど、お金もとても欲しいけど、消費ばかりの生活はほとほと嫌になってきた。農家だから最も生み出すものに近いはずなの矛盾もいっぱい。ずっと存在するもの、逆に形のないものに心引かれる。生み出されて、消えてって、また出てくる。形がなくともそこに確かにあるもの。

昨日、息子と嫁さんと観に行った「スター・ウォーズ/最後のジェダイ」。あれこれ、いわれてるけど、3人で観に行った事実は”フォース”よりも永遠に確かなものなのだ。時間と記憶の断片として。