Farmer's Talk Pop

(2018年12月末、はてなダイアリー「夢男のファーマーズ・トーク」を統合しました)

アメリカ大統領選挙と大統領に関わる二冊

昨日は初雪で外仕事はお休みとなった。というか、お休みにした。とりあえず、雪降ったせいで子供たちの送迎やら、直売所の事務仕事やらいろいろと雑用を片付ける。
テレビは朝からアメリカの大統領選挙一色。一夜明けた今日もそればっかり。トランプ氏がアメリカ合衆国の大統領!!無難にヒラリー・クリントンが女性初のアメリカ合衆国大統領になるのかと思ってた。まさか、まさか・・。
この結果が今後の日本の私たちの生活にどう影響しているのか。TPPはどうなっていくのか。僕の住むこの田舎の農家生活にどう影響してくるのか。子供たちの未来はどうなるのか。平和は・・。

トランプ氏がどうのこうのではないのだけど、アメリカの大統領選挙というとどうしても思い出す小説が二冊ある。一冊はスティーヴン・キングの『デッドゾーン』を思い出してしまう。教師をしている主人公が事故で何年も昏睡状態になるのだが、目覚めた時にはある能力をもってしまう。なんと、未来が見えるのだ。相手の考えていることが解ってしまうのだ。目覚めるまでの間に恋人は他の人と結婚してしまう。教師の苦悩。彼の世界は変わってしまったのだ。その世界では、大統領選挙である男が急速に市民の支持を集めて大統領の最有力候補となるのだ。超能力教師は演説会でこの候補と握手をした時にこの男が恐ろしい企みを企てていることを知ってしまう。果たして、この候補が大統領となるのか。教師の運命は・・。念のためにいうけど、映画ではマーティン・シーンが演じてたこの男、トランプ氏がそうだと言ってないからね。

デッド・ゾーン〈上〉 (新潮文庫)

デッド・ゾーン〈上〉 (新潮文庫)

もう一冊は、ジェフリー・アーチャーの『ロフノフスキ家の娘』。『ケインとアベル』の続編でアベルの娘フロレンティナが女性初のアメリカ合衆国大統領になるまでを描いている。1983年の作品で、アメリカにもう少し早く女性大統領が誕生するのかと思っていたけど、現実は厳しい。女性のトップが何人もいるこの世界なのに、自由の国アメリカでは女性大統領は夢なのか。女性大統領の誕生を阻止するためにトランプ氏は送り込まれたのではないか、小説好きな僕は勘ぐってしまうのだ。念のためにいうけど、この小説の女性大統領、ヒラリー・クリントンがそうだと言ってないからね。

ロスノフスキ家の娘 (上) (新潮文庫)

ロスノフスキ家の娘 (上) (新潮文庫)