Farmer's Talk Pop

(2018年12月末、はてなダイアリー「夢男のファーマーズ・トーク」を統合しました)

もう秋…そして学校田の稲刈…

ようやく、ギックリ腰も稲刈り前に完治。ようやく「腰が乗っかった」感じ。腰が痛くないということはこんなに快適だったのか。健康だとそうでなく大変だったことは忘れがち。そう、以前のギックリ腰のことはほとんど消えてしまってたのだ。そして、無対策で同じことの繰り返し…。今回ばかりはこの大変さを忘れてはならない。だって、両親も年を取っていく一方なわけだし、体のどこかが痛くて仕事はできないなんて、絶対に避けなければならないことだから。

…てことで、昨日まで天気に恵まれ、稲刈りは3日連続。あと、2日で終わりそう。今年はずっと雨が少なかったので、田んぼの土は固く、作業がはかどった。うちの田んぼは中山間地で、比較的柔らかめのところが多いので、今年はほんと助かる。とはいうもののメインのキュウリの生育が、夏の小雨とネコブセンチュウによる生育障害で調子が悪いため、集中して田んぼの作業ができるといっても手放しで喜んでいられないという複雑な心境…。まあ、何が原因か思い当たる節はあるので、来年の栽培計画は十分に対応しなくちゃ。

さて、私は今年は5年生の三女の学年部会長なのである。今年は親子みんなで学校田の稲の栽培に取り組んできた。そろそろ、稲刈りということで田んぼのリーダーの保護者と相談をする。
これまで、学校田といっても学校は田んぼを借りる段取り以外はほぼノータッチ。学年は、年度始めに決めた"田んぼの先生"係の保護者に管理作業は任せっきり。生徒と先生は田植えと稲刈りだけに関わり、秋に収穫したもち米で餅つき、というのが定番だった。草取りも観察も生徒たちはほんのちょっとだけ。文化祭で「僕たちはこの半年間、お米作りをやってきました」という発表となる。
過去、上の子供2人ではその任され田んぼの先生をしたのだが、関わっていて、これじゃ、なんかおかしいなという気持ちを拭いきれなかった。学年部長になったことをいいことに、そんな田んぼならばやらない方がいい、やるのならば、親子共々ずっと管理しなくちゃ意味がないと発言。そして、強権発動で11人の生徒と保護者を3班に分けての作業週番制で取り組んできたのだった。まあ、そうは主張してもできることとできないことがある。たまたま、今回の保護者たちは、バリバリの稲作兼業農家の保護者が多く、少人数の学年だったこともあって、その趣旨に快く賛同してくれた。毎回ほぼ全員が参加。除草剤を使った慣行栽培だったのだが、それにもかかわらず田んぼ一面の雑草が生えたりして、それなりに大変な作業もあったのだが、それでも楽しかったらしい。前回まで一人寂しく、ちょっと億劫だった学校田の作業が、今年はなんだかワクワクするものだったことは言うまでもない。まあ、ただ一人の責任者じゃなくて、リーダーと共に相談しながら取り組めたこともプレッシャーを軽くしてくれた。要はみんなで働く方が断然楽しいのだ。
さて、稲刈りは9日の日曜日。さて、みんなの田んぼ物語の最終章だ!