Farmer's Talk Pop

(2018年12月末、はてなダイアリー「夢男のファーマーズ・トーク」を統合しました)

忙しさの中で…

悪い癖で、長い農閑期が終わってキュウリの仕事の本番が始まると滞ってしまう本ブログの更新…。まあ、ブログはその人の精神状態を反映しているわけで、そういった意味ではそれは正しい結果なのではあるのだが。
大雪で作業もキュウリも生育も大幅に遅れていたとはいえ、節がくると追いついてしまうのが植物の性。忙しくなってしまった、やっぱり。とはいえ、うれしい忙しさではある。例年よりキュウリの相場がいいのだ。そうだと疲れも吹っ飛ぶ。農家の精神状態はまさに「現金」なのだ(笑)。

久しぶりのブログの更新は、そんなほどよい疲れの中で「いい音楽」と「いい酒」を飲みながら…。

「いい音楽」は米国の女性シンガーソングライター、フィービー・スノウのアルバム「サムシング・リアル」。彼女は今年の4月26日に亡くなったそうな。フィービー・スノウといえば「ポエトリー・マン」だが、このアルバムは夢男が22歳の時に買った物。デイブ・グルーシンのアルバムでのボーカルの一曲を聞いてその存在を知り、CDショップに走ったっけ。追悼の意味を込めて、今夜聞いている。

Something Real

Something Real


「いい酒」はtsujiiさんからの大吟醸「琵琶の長寿」。なんと生酒。キリッと冷やして飲んだ。フルーティな香り、飲み口の良い味わい(なんて陳腐な言い方しかできないのか、俺)。晩ご飯の時は、夜のキュウリの選果前だったこともあって、ほんのちょっとだけ。今はぎりっと(こちらの方言で「ちゃんと」の意)。暑くなった今日この頃だから、とても旨い。蔵本は琵琶湖の西岸だそうな。不思議。今、琵琶湖のお酒を飲んでいるなんて…。よく考えるとさらに不思議。ありがたいことです!


あ、そうそう、うちの作業場にに何年かぶりのツバメが巣をかけた。幸せを呼ぶというあれ。これまで結構、巣をかけたけど、子供が巣立ったのは2回。あとは別なツバメやスズメに子を落とされたりして、育てあげれられなかった。ヒナは4羽らしい。キリッとした親に比べておブスなヒナちゃん。でも、すごくかわいい。毎日成長を見るのが楽しみ。親父ツバメ、作業場の鉄骨の梁(はり)に止まって寝てるのだけど、ヒナが孵ってからは爆睡。近づいても起きやしない。だって、日中、餌やりや他の鳥への警戒で大忙しだもんね。母さんツバメと暇なしの交代勤務…。まるで人間の子育てを見るよう…。


と怒濤のキュウリ生活はさらに続くのであった…