Farmer's Talk Pop

(2018年12月末、はてなダイアリー「夢男のファーマーズ・トーク」を統合しました)

禁断の惑星 -No.8 -p323

DVD(3〜4回目ぐらい。初見は25年前ぐらいのTV洋画劇場だった。)、☆3

ロボット「ロビー」があまりにも有名なSF映画
西暦2200年、惑星アルテアに向かった捜索隊は、その惑星で唯一の生き残りのモービアス博士と、彼の娘アルティラと出会う。博士が作ったロボットのロビーは、何でもできる万能ロボット。もともと惑星に住んでいた「クレール人」は進んだ科学技術を持っていたが滅亡したらしい。様子がわかるにつれて「怪物」が彼らの前に現れる。この惑星の秘密とは…。
主役の捜索隊の隊長は若き日のレスリー・ニールセン。博士の娘役にアン・フランシス。奇遇にもどちらも最近亡くなった。
宇宙船は今どき観たことのない円盤形だし、セットは舞台をみたいだし、音楽もでんしおんがピコピコ鳴ってる昔のSFっぽさあふれるもの。これまた昔のおもちゃのような光線銃だし、娘は意味なくミニスカートだし、とツッコミどころは満載。真面目にに観るより、最初から気楽に楽しんでみた方がいい。
しかし、この古っちいSF映画でも驚く場面がある。万能ロボット・ロビーのそれらしさ。博士が案内する惑星アルテアの地下の巨大施設のスケール感。これはちょっとすごいと思う。観て損はない。というか、SF好きなら一度は観るべき。

"イドの怪物"をはじめとする卓越した特殊効果、恐るべきクレール人の地下施設、不気味で革新的な電子音楽などは特に楽しめる。のちにこの映画に影響され、科学技術が使うものを虜にするという思索的なSF映画が数多く作られた。(AE)『死ぬまでに観たい映画1001本』

禁断の惑星 [DVD]

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