愛と青春の旅立ち -1001外

レンタルDVD（初見） ☆4
（「死ぬまでに観たい〜」に載っているかと思ったら、なんとなかった。いきなり失敗w）
この映画は、ブルック・シールズ主演「エンドレス・ラブ」と双璧をなす（と勝手に思っている）「大ヒット・デュオ・ラブソング」青春映画。その主題歌を歌うのはジョー・コッカー&ジェニファー・ウォーンズ。主演は、今やロマンスグレーとなったリチャード・ギアと「〜を探して」で探された"デボラ・ウインガー"。愛情に恵まれない少年時代を送ったザック演じるリチャード・ギアは、海軍士官学校で戦闘機乗りをめざし、鬼教官からの厳しい訓練に耐える。そんな時、デボラ・ウインガー演じる女子工員と出会う。お互いに惹かれあう二人。その関係は、はたして打算か本当の愛か。
まじめな「ベタ」青春映画。若者が目的に向かってがんばる時、大事なのは何か。恋人か。今打ち込んでいることか。できちゃった結婚は決して悪いとはいわないけれど、もう少しよく考えて、というメッセージあふれる「教育映画」として、よくできていると思う。子供たちが進学や就職で家を出る時には見せたい映画。
配役が渋い。「ザ・ディープ」の不気味な演技とはうって変わり、鬼教官とはいえ「フルメタル・ジャケット」の教官とは段違いの優しさ、アカデミー助演男優賞、ルイス・ゴセット・ジュニアはともかく、ザックと同期訓練生「ビバリーヒルズ・コッブ」のエディー・マーフィーの友人役リサ・アイルバッハー。同じく同期訓練生、悲しい運命のリチャード・キース。ザックの父は、なんとTVシリーズ「FBI特別捜査官マンクーソ」のロバート・ロジア。今回観て気づいた。実はファンなんだ、彼の。マンクーソ捜査官として出演のTVムービー「大統領を作る男たち」は傑作だと思う。
この映画で印象に残るのは、リチャード・ギアとデボラ・ウインガーの若さ。若者が一生懸命であること。何にも勝る！

愛と青春の旅だち 製作25周年記念 スペシャル・コレクターズ・エディション [DVD]