Farmer's Talk Pop

(2018年12月末、はてなダイアリー「夢男のファーマーズ・トーク」を統合しました)

映画好きの映画

最近、お得なDVDを買ってしまうこともあって、映画を見る機会が多くなった。青申の入力は1時間もしているとどうしても飽きてしまう。買ったDVDで観てないのが増えてきているというのに、気になって気になって仕方がないものがあって、ついつい夜中(夜中じゃなくてもいいのだが)にストリーミングで観てしまった作品がある。
ロドリゲス監督「プラネット・テラー in グラインドハウス」とタランティーノ監督の「デス・プルーフ in グラインドハウス」の2作。アメリカでは「グラインドハウス」として1本の作品となっていたようだが、日本ではカットしたシーンを含めて、エピソードをそれぞれ1本の作品として公開したらしい。
「プラネット〜」は、「ゾンビ」「B級SF」プラス「戦争アクション」。「デス・プルーフ〜」は、「ガールズ青春」「カーアクション」「スリラー」といった感じのおもちゃ箱をひっくり返したような映画。タランティーノ監督だから、ちょっとエログロといった感じで目を背けたくなるシーンも満載。でも、「キル・ビル」風でもあり、監督の映画への思い入れが伝わって楽しめてしまう。
映画自体の好みとしては、「デス・プルーフ〜」の後半、「思い出のカーアクション映画」風な味付けのエピソードか。前半で狂気のスタントマンを演じたカート・ラッセルと女スタントマンとの対決がすごい。CGも使っていると思うが、基本的にほんとに撮影しているカーアクションだと思う。「ダッチ・チャージャー」って、マックイーンの「ブリット」で犯人が逃げる時の車じゃなかったけ。「ブルース・ブラザーズ」のぼろぼろパトカーもそうだが、「ダッジ」って、パワーのある車なの?
プラネット・テラー〜」は中尉役のブルース・ウィリス、保安官役のマイケル・ビーン(クレジット見るまで気が付かなかった)、「LOST」「イングリッシュ・ペイシェント」のナヴィーン・アンドリュースなど知っている顔がちらほら。「デス・プルーフ〜」は、カート・ラッセルしか知らない。シドニー・ターミア・ポワチエの名前がちらっと見えたと思ったら、娘だった。
キル・ビル」同様、わざとフィルムの褪色や切れ、ホコリ、キズ、昔ぽいクレジットタイトルや音楽など見ていてごちゃごちゃするところもあるが、もともと深刻に観る気はしてなかったので、それはそれでかなり楽しめた。「デス・プルーフ〜」のラストクレジットの曲が耳に残ってしまったし、「プラネット・テラー〜」の足のマシンガンがどうしても忘れられなそう。あと、両作品に共通して出ているキャラクターがいるらしく、それはもう一度観て確認してみよう。

オリジナル・サウンドトラック デス・プルーフ in グラインドハウス

オリジナル・サウンドトラック デス・プルーフ in グラインドハウス