先日、中学生以来の「狼男アメリカン」を観る。この映画がきっかけでマイケル・ジャクソンの「スリラー」の有名すぎるミュージックビデオが作られたのを知ったのは、実はすごく最近のことだ。
イギリスを旅する青年2人が巻き込まれた狼男騒動。当時はともかく、CG全盛の今、特撮はかなりちゃちに見えるが、逆にそれが本物(CGのバーチャルに対する)でもあり、現在となってはかえって目を引く。名曲「ブルー・ムーン」はこの映画を観て初めて知った。
月と言えば、「月があう」の月桂冠のCMではなくて、NHKで放送してたTVシリーズ「こちらブルー・ムーン探偵社」を思い出す。後者は同じく髪のいっぱいあった頃のブルース・ウィリス。彼がこんな大スターになるなんて思わなかったし、自分も農家をしているなんて夢にも思わなかった頃。大人の恋愛をテーマにしていて、いつかそんなようなことが自分には訪れるのかと想像していた田舎の中学生。この狼男映画を観て、そんなことも思い出した。後、忘れてならないのが映画「月の輝くときに」。若き日のニコラス・ゲイジ。やっぱり、髪はいっぱいある。年月を経るというのは、しょうがないことなのだ。
「狼男アメリカン」に出てくる女優さんは、ジェニー・アガター。「2300年未来への旅」とかにでてた人というか、それ以外、日本での公開作品にはあまりでてなかったらしい。いま見ると、ちょっと松嶋菜々子似の美人。当時、田舎の中学生にとっては、映画の中の彼女は、大人すぎてかなりまぶしかったのだった。
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