Farmer's Talk Pop

(2018年12月末、はてなダイアリー「夢男のファーマーズ・トーク」を統合しました)

二人のヒューの恋愛映画

結婚してから14年。先日、押入れから発掘したビデオに若かりし頃の夢男が映っていた。前の職場で、退職の記念にと仲間が撮ってくれた仕事をしている夢男。その二年後に結婚したのだった。独身当時、幸せな結婚、家庭にあこがれていた。だって、それが現実にどういうものなのか、全く知らなかったのだから。
いろんな女性と付き合うことができる人もいれば、できない人もいる。人生は恋愛と結婚だけではないと思うが、避けては通れない場合があるのも恋愛と結婚。とはいえ、一回の人生で経験できることには限りがある。なので、恋愛小説や映画はある意味、バーチャルな体験といえるのではないか。
そんなことを無駄に考えつつ、結婚をテーマにした映画二本、観る。


フォー・ウェディング
へたれ男のヒュー・グラントが意外にいい。ヒロインのタイトルは"for"じゃなく、"four "。ずっと"for"だと思ってた。四つの結婚式と一つの葬式(原題:Four Weddings and a Funeral)が描かれる。イギリス映画だから、ハリウッドみたいな展開を期待するとがっかりする。笑いはあくまでもイギリス式。「Mr. ビーン」が感覚的にあうのなら、大丈夫でしょう。ヒロインのアンディ・マクドウェルは、個人的に好みじゃないので、ちょっとヒューに感情移入できなかった。むしろ、主人公に思いを寄せるクリスティン・スコット・トーマスが素敵。音楽が「オリエント急行殺人事件」のリチャード・ロドニー・ベネットだったとは。


「恋する遺伝子」
まあ「セレブの種」とタイトルの付け方が似ていなくもない。主演の女優によっては見ていられないないようなのかもしれないが、物語が進むにつれてヒロインのアシュレー・ジャドがかわいく思えてくるところが、監督にだまされた、という感じ。「X-メン」のヒュー・ジャックマン、冷静に考えるとむかつく役なのかも。でも「ウルヴァリン」なわけで、そのせいでどうしてもそうは思えないのがミソ。この映画もヒロインの友達役のマリサ・トメイがいい。「忘れられない人」を観てから、忘れられないんだよね(笑)。主役よりも脇役がいいのは、作品にとってはいいよね、と評価を割引。