Farmer's Talk Pop

(2018年12月末、はてなダイアリー「夢男のファーマーズ・トーク」を統合しました)

新聞記事スクラップ、あれこれ

PCの前にいることが多くなった農閑期の今、Webのニュースサイトの記事を読むことが多い。ブラウザにRSSを登録しているので、新規記事追加されると未読が一目で分かる。作業をしながら、最新のニュースを読むわけだ。
パソコンのない頃は新聞のみ。パソコン通信のNiftyServeやASAHIネット利用の時はニュース速報や有料のデーターベースサービスを利用。Windowsを使い始めて、Webのニュースサイト利用(専用のRSSリーダーソフト、Webブラウザ+「紙copi」)。そして、現在のMac OS Xでは、Webブラウザ"Safari"だけを使っている。


さて、ニュースを読んだあとの処理だが、「モノ」としての新聞を読んだ場合、興味ある記事を見つけたらスクラップする。まあ、普通のスクラップ作業だ。
その手順は、
1.記事を切り取って、スクラップブックへで貼る
2.ワープロソフトで目次(見出し、日付、ページ)入力
3.スクラップブック一冊終わったら、目次を印刷し、それを裏表紙に貼る
4.ワープロで入力したテキスト書類を自作データーベース*1に取り込む
となる。
長所:やりがいがある。流し読みしやすい。記憶に残りやすい。短時間で思わぬ記事との出会いがある。
短所:記事をためると切り貼りに手間がかかる。入力は別作業で二度手間。新聞紙の劣化。本文検索は不可。大判の記事の貼付けが大変。保管場所がかなり必要。


これがパソコン通信利用になると、
1.パソコン通信ソフトで自動巡回。有料新聞記事データーベースで検索
2.通信ログファイルをPerlなどで整形
3.FileMaker Proに取り込み*2
長所:記事の全文検索ができる。
短所:定型以外のデータの取り込みができない。ちょっとでもフォーマットが変わるとテキスト整形のための試行錯誤で時間がかかる。写真記事は取り扱い不可。流し読みしづらい。


Webのニュースサイト利用だと、
1.RSSリーダーでチェック
2.Webブラウザで該当記事を読む
3.必要な部分だけ「紙copy」に取り込み
4.新聞をスキャナで取り込むこともある(テキスト付PDF)
長所:該当記事のURLがファイルに追加される。画像、PDF等他形式のファイルも扱える。一覧表示、全文検索できる。広告やメニュー以外の選択した記事部分の取り込み可能。
短所:基本的にWinのディレクトリなので、フォルダ分けが必須(日付、分類など)。Macや他OSのパソコンへの移行。フォントの表示がWin的で美しくない。扱えるファイルが多くなりすぎて、データが散乱。流し読みしづらい。


とにかく、それぞれ一長一短。もっとも確実なのは「本物の新聞」をスクラップすること。手間が大変だが、実際は意外と便利。
データ的には「パソコン通信の記事データーベース」利用が必要充分。これで画像さえ扱えれば・・・。
Webのニュースサイト利用だと、記事を保存するソフトの出来次第。「紙copy」利用にせよ、ソフトやOSを変える場合、かなり不安。ファイルタイプによって非常に読みにくい。Google Desktop検索との連携で便利になる予感あり。


そんなこんなで現在のMac環境だが、上記のWebニュースサイト利用とほぼ同じ。ただし、3が「Safariでファイルに保存」となる。
長所:OS標準の検索機能「Spotlight」で全文検索出来るので他ソフトに依存しない。文字表示が美しく、非常に読みやすい。
短所:画像の扱えるアーカイブでの保存は他OSで利用できない。広告、サイトメニュー等が含まれるので、画面がうるさくなる。フォルダの分類が面倒。OS移行が不安。


う〜ん、困ったもんだ。
簡単にスクラップできて、検索しやすく、読みやすく、長年使えるパソコンでの「スクラップブック」。
ただ欲しいのはそれだけなのに・・・。


と思ってたら、「週刊アスキー」の2月6日号にある参考になる記事が・・・。
なるほど、突破口が開けた!
その内容は次回に・・・。

*1:当初はHyperCardを利用。スクラップブック1冊につき、カード1枚の目次データ。その後、FileMaker Proに移行。

*2:カード1枚に1記事