Farmer's Talk Pop

(2018年12月末、はてなダイアリー「夢男のファーマーズ・トーク」を統合しました)

夏の神社と一杯のコーヒー(TMAX100 その1)

 Minolta Hi-Matic 7sに入っていたKodakのTMAX100をようやく現像に出すことができた。冬に始めたオールドカメラでのフィルム撮影も案の定というか、意気込みとは裏腹に全くできなかった。デジタルだろうがスマホだろうが、夏は生きてるだけで精一杯(大げさww)。現像が上がってきて、ようやく何を撮ったのか思い出した。そういえば熊野神社に行ったのだったな。

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狛犬の表面の粒状感がよい

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開放感のある落ちついたカフェ

 夏はキュウリ仕事から逃げ出したくなるとカフェでコーヒーを飲みたくなる。御神木のイチョウの木の下にある熊野神社の境内にある「icho cafe」がそんなつかの間のオアシスなのだ。そんなに長居はできないのだけれど。ここのコーヒーはとても美味しい。いや、実は家で飲んでいるコーヒー豆と同じショップの豆だから自分たちの口に合っているのだから当然だ。でも、ひと味違う。仕事からの逃避行で味わうコーヒーのうまさ。

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熊野神社の石段は少し急で、僕はちょっと怖い

 硝子窓から神社の石段を上り下りする人を見ているとあることに気付く。「やっぱり…」 ここはどうもお洒落をした若い女性が多いのだ。いつ来てもそうなのだ。ここはパワースポットとして人気の場所。軒に隠れている彫刻の三匹の兎を見つけられると何か願いが叶うだとか。そんなこともあって女性率が高いというわけだ。

 今回の撮影はどれも露出がアンダー気味だった。神社の境内で木の日陰での撮影だったし、日差しの強い日だったから、陽の当ったところは逆にオーバーになった。にわかフィルムカメラマンには難しかったけど、デジタルで露出オーバーしたものと違い、フォトショップでいじってみるとちゃんと黒い中でも写っているのがわかった。むしろハイコントラストが好きな僕にはもってこいの結果。デジタルで撮った鮮やかなイチョウもいいけど、神社にはモノクロフィルムが似合うと思った。

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イチョウの木の下。木漏れ日